サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
その姿を見た時、ロキは理解を超えていた。
彼にとって、長い長い神での生の中でも。
太郎という人間は、あまりにも理解を超えていた。
「ぐっ!」
ロキは、それでも決して認めたくなかった。
その余りにも予想出来ない存在が。
神を越える事など。
それと共に放たれた無数の魔法による光。
それが、太郎へと向かって行く。
だが、それらを前にして、太郎は、怯む様子はなかった。
「なっ!」
ロキの放った全ての攻撃は、確かに太郎に当たった。
正面からだけではなく、全方位から。
あらゆる方向から。
本来ならば、死んでも可笑しくない数の攻撃を。
だが、太郎はまるでその攻撃に意味がないように。
戦車に石粒に当たる程度のように。
「何なんだ」
その光景は、ロキの心を打ち砕くには十分過ぎた。
だからこそ、その言葉は自然と出た。
「一体、何なんだ!」
人は、知らない事に恐怖を覚える。
それは、神でも変わらない。
特に、ロキという神は、知恵に優れている。
「お前は、一体何なんだ!!!」
故に、眼前にいる太郎に、それを問うのを止めなかった。
その一言が、太郎の歩みを止めた。
だが、それは、攻撃に対してではない。
「・・・良いんだな」
「えっ?」
太郎が呟いた言葉。
それは、ロキを呆けさせるには十分だった。
「名乗っても、良いんだな」
「えっ」
それの意味を理解する事は出来なかった。
「行くぞ、家臣共!」
それと共に、太郎は、その手に持ったキラメイアローを空に向けて、矢を放った。
放たれた矢は、そのまま周囲に展開された。
それはまさしく宝石に囲まれた空間であった。
そして。
「桃から生まれた!ドンモモタロウ!」 よっ 日本一!
「浮世におさらば!サルブラザー!」 よっ ムッキムキ!
「狙撃のマスター!オニシスター!」 よっ オニに金棒!
「逃げ足No.1!イヌブラザー!」 よっ ワンだふる!
「トリは堅実!キジブラザー!」 よっ トリッキー!
次々と名乗っていくその名は、まさしく太郎が各々が変身している姿。
その名乗りを次々と行う。
その度に、周囲の宝石が光り輝く。
その光景を見ていた周囲の皆は。
「暴太郎戦隊!」
それと共に放たれた名乗り。
それは、あまりの迫力と共に、圧巻される。
「がぁぁ!!」
同時に吹き飛ばされるロキ。
だが、それだけに終わらない。
「さぁ、輝きの中で、跪け!」
それと共に、サングラソードとキラメイアローと重ねる。
そうする事により、キラメイアローに集まるのは、炎。
その炎の矢を真っ直ぐとロキに向けて、放たれる。
「っ!?」
放たれた炎。
そして、その炎の矢に簡単に追いつくと共に、サングラソードを持った太郎。
「44代奥義!魔進斬!!」『秘伝奥義!レジェ! ンド! 斬!』
それにより、放たれた一撃を、ロキを吹き飛ばした。
その一撃は、瞬時にロキを宝石へと閉じ込める。
「ふぅ、ロキはどうにかなったか、けど」
「なんだ」
太郎は、ふと周囲を見る。
雪は、その戦っているフェンリルとその子供達を従えているのか、彼らの上に乗っている。
高杉と戦っていたミドガルズオルム達は、既に全滅していた
「滅、お前達が戦っていた奴らは」
「ロキの奴が狼狽した時に、悟ったように逃げ出した」
「こっちも」
「そうか」
それに対して、太郎は。
「何もせずにか?」
「・・・そう思いたいが」
そう考えていた時だった。
何かの魔方陣が展開される。
「あれは、一体」
「まさか!」
そうして、見つめた先。
その魔方陣の先にいたのは、巨人。
鎧の巨人とは異なる巨人の集団。
「まさか、ロキが最期の手段なのか」
「ぐっ」
ここまでの戦いで、疲労が確かに溜まっている。
その状況での巨人との戦いは。
「滅」「あぁ、分かっている」
その言葉と共に、滅はその手にあるドンブラスターを構えていた。
「「アバターチェンジ!」」『ゼンカイジャー!』
それと共に、太郎は白い戦士、ゼンカイザーに。
さらに、キラメイジャーの力を纏った姿であるキラメキゼンカイザーへと。
それに合わせるように、滅もまたゼンカイジュランへと姿が変わっていた。
「さぁ、行くぞ!」『ビーッグバーンッ!ゴー! ゴー! ゴゴッゴー! ゼンカイジュゥラン!』
それと共に滅は、巨大なティラノザウルス型のロボへと変わる。
「そして、こっちもだ、炎蹄!」
そして、それに合わせるように炎蹄も召喚される。
その身体は既に巨大なバイクへと変わっていた。
「・・・もしかしてだけど」「なんだか、これぐらい出来そうな気がしてきたわ」
そうしている間にも、太郎は走る。
「ドン・全界合体!」『いよぉー!どん!どん!どん!どんぶらこー!ゼンカイジャー!』
それと共に、太郎の言葉に合わせるように、二体が合体していく。
『ドン・ゼンカイオー!よっ!全力全開!』
それと共に、合体が完了すると共に、ドン・ゼンカイオー。
合体が完了すると共に、キラメイジャーの力が合わさった事により、そこには、赤い宝石の如き巨人が、ロキの巨人と相対する。
「さぁ、祭りの本番だぁ!!」
次回の王は
-
妖怪王
-
機械王
-
怪獣王
-
幻想王