サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
マックスリュウソウレッド。
それは、これまで俺の知らない力。
そして、この場にいる誰も知らない力だった。
そんな俺を前にしながらも、カーリーは、その手に持った槍を真っ直ぐとこちらに向かって、貫こうとする。
俺は、その一撃を、避けずに立つ。
「太郎!」
絶花が叫ぶ。
だが、俺は、その一撃をあえて受け止めた。
「なにっ」
その一撃を食らっても、まるで動かなかった。
それは、ダメージを喰らった痛みがある訳ではない。
「どうした、その程度か」
「っ」
カーリーに、俺の挑発を受けて、目に見えない突きを放っていく。
その腕前は一流であり、普段の俺ならば、それを受ければ死は間違いないだろう。
だが。
「はぁ!」「っ!」
一瞬、見えた突きによる隙と共に、俺は右手に持った爪を大きく上に振り上げる。
振り上げた事によって、巨大な槍と共に、カーリーの胴体は無防備な状態となった。
同時に、その胴体に向けて、俺は爪で斬り上げる。
「ぐっこいつっ」
槍を、すぐに振り下ろそうとした。
だが、懐に入ると共に、そのまま絶え間のない斬り刻む。
爪故に、速く、カーリーによる攻撃をする隙を与えない。
「私のっ愛の邪魔をするなぁ!」
カーリーは叫びながら、そうして、放とうとした一撃。
だが、俺はそのまま地面に手を置き、そのままカーリーに向かって、蹴り上げる。
「がぁ!」
カーリーは、そのまま吹き飛ばされる。
木々を破壊していく。
「俺は、確かに人を愛する事を否定しない。だからと言って、それで誰かを傷つける理由にはならない。故に」
そのまま、俺は、その手にある爪を構える。
その動作と共に、周囲の、炎が、爪に集まる。
「滅、頼むぞ」
「あぁ、分かっている」
同時に滅は、これから起きるだろう出来事。
それから皆を守るように、指示をする。
「俺は、雪音を、ここにいる皆を守る!それが、王の務めだ」
「巫山戯るなぁ!!」
叫びと共に、カーリーは、その身体を炎に纏わせると共に、俺に向かって、放っていく。
その突きは、こちらに真っ直ぐと襲い掛かる。
それに合わせるように、身体全体をきりもみ回転させて相手に突撃する。
カーリーによる一撃と、俺の必殺の一撃。その二つの攻撃がぶつかり合う。
激突音と共に、周囲に衝撃が広がる。
互いにぶつかった事で生じた爆発によって、周囲を吹き飛ばしていく。だが、それだけでは終わらない。互いの技の余波は消えず、さらに威力を増して、周囲を破壊していく。
「「はあぁぁぁぁ」」
お互いの声と共に、互いの攻撃が弾かれあう。それにより発生した衝撃波により、周囲に生えていた木々はなぎ倒されていく。
それでもなお止まらない。
互いに放った攻撃を相殺しあいながらも、俺たちの攻撃はまだ終わっていない。
そして、俺の爪は、カーリーの槍を砕け散る。
砕け散った槍を、そのまま砕きながら、真っ直ぐと、俺はカーリーに拳を放つ。
そうして、カーリーは、その拳と共に吹き飛ばされる。
同時に俺はそのまま地面へと着地する。
それが、戦いの決着となった。
次回の王は
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妖怪王
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機械王
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怪獣王
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幻想王