サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
「それにしても、あれからは未だに禍の団の奴らは活動を続けているな」
「本当ですねぇ」
その日の俺は休日という事で、茶を飲んでいた。
絶花が、もうすぐ駒王街に来るという事で、引っ越してくる際の部屋の模様替えの買い物を行っている。
その際、俺では女の子のセンスは理解出来ないという事もあり、今回はソラと共に、ショッピングセンターに来ていた。
「それにしても、英雄派ですか」
そして、話題が禍の団という事もあって、ソラは、その事をどこか気にしている様子だった。
「ソラはあまり気に入らないという感じか?」
「当たり前です!彼らの行動は私が目指しているヒーローとはまるで違いますので!」
「そうだな」
以前、絶花と共に、遊園地からの帰り道に、英雄派からの襲撃があった。
奴らの目的としては、絶花のスカウトを目的としており、英雄の血を受け継いでいない俺に対してはあまり情報を持っていない様子だった。
「まぁ奴らがテロリストである以上は、どのような行動を行うのかは注意は必要だけどっと」
そんな雑談を行っていた時だった。
懐にあるスマホから着信が鳴った。
気になった俺は、すぐにスマホを手に取り。
「もしもし、友奈か?どうしたんだ?」
それは、友奈からの連絡だった。
いきなりの連絡という事で、疑問に思いながら、俺は聞いてみると。
『大変だよ!太郎君!八坂さんがっ、誘拐されたの!』
「はぁ?!」
その言葉は、さすがに俺は驚き、声を出してしまった。
周囲の人達は驚いた様子であったが、今はそんな事は関係ない。
「どういう事なんだ?」
『私も分からない!けど、さっき京都の方から使いの人が来て、すぐにでも助けたいから、協力して欲しいって』
「分かった、今から向かうから現地で集合だ」
『分かった!』
友奈からの連絡を受けると共に、俺はすぐにスマホで確認する。
現状のメンバーで集められる面々は、そう多くない。
「ソラ、数日だが、一緒に行動して欲しい」
「何があったんですか?かなり焦っている様子でしたが」
「誘拐事件だ。それも、京都の妖怪のトップのな」
「なっ!?」
ソラは、その言葉に驚きを隠せなかった。
だが、事態が事態なので、すぐにでも向かわないといけない。
俺はそのままドンブラスターを取りだし、炎蹄を呼び出す。
「すぐに京都へと向かう。しっかりと捕まっていろよ」
そうして、炎蹄の背に乗ると共に、ソラに確認するように言う。
「分かりました!」
未だに、何が起きているのか分からない以上、少しでも情報を集めなければ危険だ。
次回の王は
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妖怪王
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機械王
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怪獣王
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幻想王