サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
絶霧による結界。
それを突破した後の作戦に関しては単純であった。
ザイアスペックによって、結界内の状況を分析と共に、人質の救出を最優先での行動を行う。
その際に、全ての弊害となる絶霧の所有者が邪魔になった為、俺達が突撃した際に、気絶させるのが、全ての条件だった。
「確かに追い詰められはしたが、だが「悪いが、最初から最後まで俺達のターンだぜ!アバターチェンジ!」っ」『ニンニンジャー!』
曹操が何かを言う前に、俺達は既に次の姿であるニンニンジャーへと変えた。
ニンニンジャーへと姿を変えた事によって、現れた武器である忍者一番刀を手に、俺達は既に術の準備を行っていた。
「「「忍法!トンネルの術!」」」『土の術!ドンドンじゃ~!!』
それと共に、俺達の足下の地面には、各々が一人分が入れる程度の穴が開いた。
そのまま、俺達はその穴に自ら、入っていく。
「・・・まさか、逃げられたのか」
そう、曹操の言葉と共に、既に事態は変わっていた。
「ちっ、逃げやがって、だったら「忍者パンチ!」がふぅ!」
それと共に、曹操の仲間の一人であろう筋肉質な男に対して、穴から飛び出てきたソラが、穴から飛び出ると共にアッパーカットを行った。
突然の奇襲で、驚きを隠せない最中で。
「あいつら、逃げたんじゃ」
「逃げるというのは、違いますね、ここで相手をするのは、私達ですから!」
それに合わせるように、金髪の女性に対して、友奈もまた穴から出てくると共に、跳び蹴りを行いながら、叫ぶ。
「なるほど、だが、君達だけで何が出来るのか」
「それは、どうでしょうかね」
それと同時だった。
曹操に向かって、何かが突っ込んで来る。
それは、赤い光の線であり、そのまま真っ直ぐと殴る。
「悪いがっ後輩ばっかりに格好良い真似はさせないぞ!」「赤龍帝かっ」
そこには、既に赤龍帝の鎧を身に纏った兵藤がいた。
それによって、英雄派はその場で、足止めをされた。
「そうか、だが、果たしてそれが良いのかな」
「何?」
曹操は、そう、笑みを零す。
「確かに俺は、この場におけるリーダーだ。だが、神器には相性がある」
「それが俺達の弱点だって言っているのか」
「それもある。だが、相性があまりにも良すぎるのもあるんだよ、それが彼を殺す」
曹操のその言葉の意味を、その場にいる誰もが知らなかった。
そして、そんな会話が行われているのを知らない最中、俺が向かったのは五月がいると思われる場所。
「ここか」
その言葉と共に、俺は奴の正面に立った。
「まさか、こんな作戦を立てていたとはな」
「まぁな、奇襲も考えるが、やっぱりド派手な作戦が一番好みだからな」
それと共に、俺は既にドンモモタロウへと姿が戻った。
「ならば、私も、またド派手にするとしようか、レオナルド」
そうして、五月の後ろにいたのは。
「少年か」
そこに立っていたのは、少年であった。
そして、その名は、どうやらレオナルドらしい。
「どうやら、知り合いだったようだな。そう、彼はレオナルド。魔獣創造の所有者であり、私と最も相性の良い神器を持つ英雄派の一員だ」
「英雄派か」
それを聞くと共に、納得はした。
これまでの少年の境遇を聞く限り、おそらくは英雄派である事は間違いないだろう。
「彼が作り出す無尽蔵の魔獣を取り込む事によって、私は無限に強くなる。これ程、相性の良いのはいないだろう」
その笑みは、醜悪であるのは変わりない。
だが、俺はそれよりも、レオナルドの方が気になっていた。
「・・・少年、いやこの場合はレオナルド君と言った方が良いのか」
「・・・その名前も、僕本人なのか、どうか分かりません」
「そうか、だったら聞きたい、君は、これをしたかったのか?」
そう問いかけた。
それに対しては。
「最初は、そうでした。けど、今は迷っています」
「迷うだと?何をだ?」
「・・・本当に正しかったのか、間違っていたのか」
「そんな答え、決まっている!正しいに決まっているさ!」
そう、五月は叫んだ。
「醜悪な妖怪達を消す事が出来る!これが正しいに決まっているさ!」
それを聞いたレオナルド君は不安そうにこちらを見る。
対して、俺は。
「さぁな、それは分からん」
そう、俺は、はっきり言う。
「それが正しいのか、間違っているのかなんて、見方を変えれば全然変わっていく。だが、それを行うには、何が大事か、それは分かる」
「それは」
「自分の心だ、周りがどう言われても、自分がそれをやるべきだと思った。ならば、貫け」
そう、レオナルド君に言った。
「・・・ずっと」
「んっ?」
「ずっと、英雄派の皆は、悪魔を倒す事が正しい事だって、英雄になる事が正しい事だって言っていた。ずっと正しい事だから、間違いないって。けど、ドンモモタロウさんは、それを言わなかった」
「薄情な奴に構う必要はないだろ」
そう、五月は言うが。
「違うっ、僕はずっと誰かに決めて貰った!けど僕が本当にやりたかった事かどうかは考えていなかった!だからこそ、僕はっ!」
その瞬間だった。
レオナルド君の身体が光り始めた。
「僕は、自分が間違っている事をこれ以上はやりたくない!そして、俺がなりたいのは英雄じゃない!ドンモモタロウを越えるヒーローだ!!」
それに合わせるように現れたのは、光輝く龍と闇夜に潜む虎。
その2体は、まるでレオナルド君の中にある心を象徴するように。
「なっ、これは!」
「禁手!黄金龍と闇夜虎!!」
それと共に、2体は、不意を突くように、五月を吹き飛ばす。
「面白いじゃないか、ならば」
同時に、俺はそれを取り出す。
「さぁ、受け取れ、新たなお供よ!」
「っ」
それと同時に、それは、これまで忘れていた兵士の駒。
それをレオナルド君に投げると、レオナルド君は、それを受け止める。
同時に、レオナルド君の身体から飛び出たのは、機械の槍。
それを、黄金龍と闇夜虎が吸い込まれる。
「これは、もしかして、僕の最強のヒーローの」
「さぁ、行くぞ、レオナルド」
そう、言うと。
「その名は、捨てました」
「むっ」
すると、彼は。
「僕は次郎!太郎さんの次を担う存在!次郎です!」
「ほぅ、面白いならば、見せろ!お前の変身を!」
「はいっ!」
同時に次郎は、その手に持つ槍を構える。
「アバター···チェンジ!」『ドラ!ドラ!ドラゴン!! ドラ!ドラ!ドラゴン!!』
それと同時だった、
次郎の姿は変わる。
それは、龍を彷彿とさせる金の装甲と赤い装飾を持つ戦士。
体格は、俺と同じぐらいへと成長していた。
「覚醒…!ドンドラゴクウ!!」超一龍!アチョォーーーー!!
それと共に、次郎は、自分の最強のヒーローであるドンドラゴクウへと変身した。
今回の話を書く際に、『そう言えば、兵士の駒って、幾つだっけ?あれ、7つ。8人目を選んでいなかった』『ドンドラゴクウって、誰にしようか。そう言えば、ドンドラゴクウって、キバレンジャーに似ているような気がする』『レオナルドって、神器は目立つけど、本人はあまり出番はないよな。あれ、キバレンジャーもそう言えば、子供から大人になるよな』『レオナルド君がドンドラゴクウでも良くないか?』という経緯で書かせて貰いました。
次回の王は
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妖怪王
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機械王
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怪獣王
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幻想王