サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
五月との戦闘が行われている同時刻。
兵藤達は、英雄派との戦いを行っていた。
英雄派は、各々が英雄の血または魂を持っているとされており、所持している神器や魔剣の類いも強力であった。
メンバー各々が連携を取りながら、戦っているが。
「やはり、脅威が欠けているな」
「ぐっ」
そうしながら、曹操は、その手に持つ神器、黄昏の聖槍で薙ぎ払う。
その一撃に対して、兵藤は受け身を取りながらも、そのまま後ろに下がる。
「確かに、各々の能力は厄介であり、俺達も正面から戦えば確かに脅威だろう。だが、肝心な司令塔がここにいない以上はどんな能力を持っていても、宝の持ち腐れだな」
「っ」
その言葉を否定する事は出来なかった。
この場にいる全員が、各々と戦っている相手。
それをあと一歩、届かない状態となっている。
数でも、力でも確かに押している。
だが、そんな状況においては、曹操の的確な指揮。
それを行う事で、各々の弱点をカバーを行っている。
「これまでの戦いで、君達には太郎という指揮を行う者がいた。それはその場にいなくても策を考えてくれて、安心してくれた。
前線に出て、共に戦う王は確かに頼もしいが、それが欠けたら、この通りだろうな」
「っ」
それに対して、兵藤は言い返せなかった。
実際に、この場で指揮を得意としている人物はおらず、アザゼルは外側からのカバーの為に。
太郎は、人外を吸収する五月を相手をする為に、この場にいない。
だからこそ、彼らの力を十全に発揮出来ない。
「そして、俺達の目的も果たされる」
「なんだとっ」
その言葉と共に、見つめた先。
そこには、黒い柱が立っていた。
そこから見えたのは、黒い狐。
「あれは、九尾、もしかして、八坂さんなの」
「分からないけど、なんで」
そうしていると友奈は、なぜか震えていた。
「私は、何か知っている。あれを」
その言葉に、何の意味があるのか。
この場にいる誰もが分からない。
しかし、事態はかなり危険な状態になっているのは理解出来る。
「どうしたらっ」
「本当ならば、出るつもりはなかったんだけどね」
そうしていると、聞こえた声。
その場にいる全員が、思わず疑問を出す。
彼らの前に現れたのは、喫茶店にいるだろうマスターの格好をした人物。
「誰?」「誰だ、貴様は」
それは、両陣営にとって、知らない人物だった。
その疑問にまるで答えるように、彼が取り出したのは、見た事のない銃だった。
「本来、この世界には存在しないヒーロー。こちらの都合もあって、少し不備があったからね、手助けに来たのさ」
そう言いながら、取り出したのは。
「あれって、太郎達が使っている奴だよな、知っているのかソラさんに友奈さん」
そう、イッセーは尋ねるが。
「「知らない」」
そう、ソラ達が言っている間にも。
「チェンジ全開」『45バーン!』
その疑問にまるで答えるように、銃のハンドルを回す。
そして、引き金を弾いた瞬間。
『バンバン!バンバン!ババン!ババン!ババン!ババン!ババババーン!ゼーンカイザー!』
その人物の姿が一変する。
その姿を、英雄派は知らなかった。
だが、兵藤達は、その姿を知っている。
「あれって、確か、太郎が変身していた奴だよな」
「はい、確か、これですよ」
そう、ソラが取り出したのは、まさしく、眼前に現れたゼンカイザー。
だが、あえて違う部分を言えば、カラフルなカラーリングをしているゼンカイザーと比べて、白と黒の2色だけ。
「秘密のパワーブラック…ゼンカイザーブラック!」
そう、宣言した。
だが、あえて、その場にいる全員が思った事。
『・・・だから、一体何者』
次回の王は
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妖怪王
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機械王
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怪獣王
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幻想王