サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
五月を無事に倒す事が出来た。
死なないようには行っているが、その身体はボロボロの様子だ。
「さて、次は八坂さんを救出に行かないとな」「その人の居場所だったら、僕が知っています」
そう悩んでいる時に、次郎が提案してくれた。
「そうだな、だったら、案内を頼めるか。けど、あいつらはなんで八坂さんを攫ったんだ」
「僕が聞いた限りでは、その人の力を利用して、とある龍を呼び出そうと計画していたらしいですが」
その、次郎が呟いた瞬間、五月は、笑い出した。
それもこちらまで聞こえる勢いの大きな声で。
「・・・何が可笑しい」
そう、尋ねた瞬間、五月はそのまま続ける。
「確かに、英雄派に言ったのは、そのような目的だな。だが、我々は別の目的の為に動いていた」
「・・・我々だと」
その言葉に、俺は嫌な予感がした。
「私は帝国の駒の兵士の一人だと言ったら、分かるな」
「っ」
その次の瞬間。
こちらまで襲い掛かる悪寒。
同時に、俺はサングラソードを構え、襲い掛かる攻撃を受け止める。
後ろに下がりながら、こちらに向けて、襲い掛かった攻撃。
「太郎さん!」「っ」
同時に見つめた先。
そこには、闇があった。
「こいつは九尾」
『そうだな、確かに九尾だ!だが、我が名は玉藻前だ!」
「っ」
玉藻前。
聞いた事はある。
八坂さんを始めとする九尾と同じ種族ではあるが、その中でも最強と呼ばれた個体。
人間だと思われる身体はあるが、その顔には狐だと思われる仮面が張り付いている。
白く、どす黒い感情が滲み出た毒々しい目と口角。
それが、本当に、八坂さんや九重と同じ九尾なのか疑問に思える程に。
「これはっ」
「この京都での企み。それは彼女に九尾という力を吸収させ、復活させる事。英雄派は、グレードレッドを呼ぶ為と言ったが、実際はこれが目的だったがな」
「なるほど、貴様が、奴の言っていた同じ配下か」
「あぁ、そうだな、それでどうする」
そう、玉藻前は、そう問いかける。
「良いだろう、結果的には、我にも得となった。玉藻前、これより帝国の駒の女王となろう」
「っ」
それに合わせるように、玉藻前は、その手には大鎌を持ち、こちらに襲い掛かる。
周囲には分身をしており、数の利は、完全に形成が変わった。
「これはっ」「次郎!」
俺と次郎。
二人は、互いに背中を合わせるように、その攻撃を耐える。
先程までの五月の時とは違い、完全なる分身。
しかも、女王という肩書き。
そこから理解出来る程に、その力は圧倒的。
「良きかな、この憎しみ!貴様を憎む、この憎しみが我に力を与える!」
「俺を憎むだと、玉藻前、お前は俺を知っているのか」
「さぁな」
そうしながら、手に持つ鎌で次々と攻撃を仕掛けてくる。
先程の戦いにおいて、二つの武器の力は限界だった。
この状況を打開するには。
そう考えていた時だった。
「さて、これが最期の届け物だ」『48バーン!ブンブンジャー!』
それと共に鳴り響いた音声。
それが、一体、何なのか。
疑問に思っているよりも先に、俺の手には、何かが入った。
「これは」
それは、これまで見た事のないアバタロウギア。
黄金に輝く、そのアバタロウギアに対して、疑問に思ったが。
「やってみるか」
それと共に、俺は、アバタロウギアをそのまま、ドンブラスターに装填する。
『いよぉ~っ!ドン!ドン!ドン! ドンブラコ!ロボタロウ~!ドン!ブラボ~!ドン!ブラボ~!』
装填したアバタロウギア。
そこから、これまでのアバタロウギアとは違う事が分かる。
だが、俺はそのままドンブラスターを操作する。
「アバターチェンジ!!」『ドン!ロボタロウ~!よっ!世界一!!』
次回の王は
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妖怪王
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機械王
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怪獣王
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幻想王