サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
京都での事件。
それは、当初の目的を達成する事は出来た。
京都の主である、八坂の救出に成功した太郎達。
だが、彼らの前に現れた帝国の駒の一員による作戦により、太古に存在した玉藻前が復活してしまう。
最悪な状況を回避する事が出来たが、その敵対する存在に対してもまた最強の存在が味方となっている。
「それにしても、唯我太郎か。彼もまた、その可能性を持っているか」
それらの全ての結果を見ていたゼンカイザーブラックに変身していた青年は、頷いていた。
だが、同時に、彼に近づく影もあった。
「まさか、お前がこのような世界に関わるとはな」
「僕に話しかけるなんて、珍しいじゃないか、メルヴァゾア」
そう、ゼンカイザーブラックに話しかけた存在に対して、軽口を叩く。
メルヴァゾア。
異世界「E×E」の邪神で、機械生命体を司る存在。
そんなメルヴァゾアが、ゼンカイザーブラックに対して、敵意を込めた目で睨んでいた。
「当たり前だ!世界に基本は干渉しない貴様がっ、なぜ、あのような小さい存在に」
「小さな存在か、そんな彼を警戒して、彼に刺客を放ったんじゃないのかな?さらには、味方になるとはね」
「・・・そのような事、既に対策はしている」
そうしながら、メルヴァゾアが、その手に生み出された物。
それは、禍々しい赤い球体が特徴的な機械のドライバー。
そのドライバーを、そのまま、とある場所に向かって、放った。
「支配されたのならば、再び支配すれば良いだけの話。機械ならばな」
そう、メルヴァゾアが、それだけ呟く。
「おや、僕とは戦わないのかい?」
ゼンカイザーブラックは、わざとらしく、メルヴァゾアに挑発する。
そんなゼンカイザーブラックの挑発に対して、メルヴァゾアは
「それを行うのは、貴様を確実に殺せる時だ」
それだけ言い、メルヴァゾアは、その場から消えた。
「本当に物騒だね、同じ機械でも彼らとは大違いだよ」
そう、呟きながらも、ゼンカイザーブラックの視線は、先程、メルヴァゾアが放った機械。
それがどこに向かうか。
「さて、果たして、あのギアがどこまで役に立つのか」
その呟きと共に、彼は、その様子を見つめる。
「太郎、君は、果たして彼らのように、この危機を乗り越える事は出来るか」
そう、笑みを浮かべる。
「いや、もしかしたらそれ以上かもしれないね」
同時にゼンカイザーブラックは、かつての出来事を思い出すように。
「普通の人間でも、神である僕に勝ったんだ。普通の人間である彼が、どのような王様になるのか、見守っていこう」
次回の王は
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妖怪王
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機械王
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怪獣王
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幻想王