サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
俺は、イクス達の説得を終えた。
その説得の内容を聞いたイクスは、かなり複雑な表情をしていた。
俺が、これから行おうとした方法。
それを聞いた各々の反応は。
「いや、そんなの本当に出来るのか?」「そもそも、そんな方法が本当に実現出来るのか?」
そんな言葉が出てきた。
しかし、既に、こちらが力で証明した。
何よりも。
「この方法だったら、もしもの時は俺ごと、滅を始末しろ。少なくとも、滅の脅威は無くなるだろ。最も、俺はそんな失敗する気はないけど」
それだけ宣言して、そのまま滅を探し始めた。
「それで、その方法を本当に行うつもりなの?」
「あぁ、けれど、悪いな、絶花。こっちに来たばかりでいきなりこんな事を頼んで」
俺は、こちらに来てくれたばかりの絶花に言う。
今回の作戦において、どれ程成功するのか分からない。
少しでも作戦を成功する為に。
「にしても、あの滅が乗っ取られるとはにゃぁ、しかも考えられる限りでも、かなりヤバいにゃ?」
黒歌は呆れたように、俺に言う。
「こうして、滅さんがいない事で、普段から彼に頼っていた部分が大きいのも分かりましたから」
そう、ロスヴァイセもまた呟いた。
今回の捜索において、最大の課題は、滅を見つける事だった。
だからこそ。
「それは、お前達も同じだ。俺が集めた家臣達は、誰か一人でも欠けたら最強じゃない。だからこそ、絶対に滅を助け出す」
「そう言うのは良いけどっ」
それと共に、こちらに迫る存在。
それが黒歌は感知し、俺を引っ張る。
ロスヴァイセもまたすぐに防御魔方陣で、俺達を覆うと、その攻撃から守ってくれた。
それと共に、見つめた先。
そこには。
「おいおい、これは何の冗談だ」
見つめた先、そこには二人の滅がいた。
だが、片方は、先程まで俺と一緒にいた滅なのか、格好は綺麗だ。
対して、もう片方の滅は、スーツを身に纏っている。
「滅、まさか双子だったのか?」
「違うな、俺は未来から来た個体だ」
「おぉ、わざわざ丁寧に説明してくれたのか」
俺の言葉に対して、もう片方のスーツを着た滅が答えてくれた。
「本来の歴史とは異なり、未来からの異物によって、アップグレードが遅れた。故に、自身の修正の為にこちらに来た」
「なるほど、つまりは、お前が未来の滅という訳か」
「滅か、既にこの個体にそのような名も過去もない。全ては神の言葉のままに」『シンギュライズ!破壊…破滅…絶望…滅亡せよ…!コンクルージョン・ワン…!』
鳴り響いた音と共に、未来の滅の姿が変わる。
白く、禍々しい飛蝗のような。
そんな存在に。
「全てを0に変え、1から神に相応しい世界に。故に、我が名はアークワンだ」
「・・・そうか、それじゃ、お前はもう滅じゃないんだな、けど」
こっちの、俺達の方の滅は、まだ間に合う。
「それじゃ、やるぜ、皆!」
「分かったわ!」「あぁ、もぅ面倒だけどにゃ!」「止めなくてはですよね」
それと共に、各々の前にドンブラスターが現れる。
それと共に、俺は、そのアバタロウギアを装填する。
「何をするつもりだ?お前達のデータは既にラーニング済だ。どのような姿になろうと、この場にいる私達、二人に勝つ事は不可能だ」
「あぁ、そうだな、だからこそ、これは変身と同時に」
俺はそのまま、ドンブラスターを天に向ける。
「合体だ!!」『いよぉ~っ!ドン!ドン!ドン!ドンブラコ!大合体!!』
「なにっ!?」
その、俺の行動には驚きを隠せなかっただろう。
それと共に、俺の姿は、ドンモモタロウから、ドンロボタロウに。
「ハーッハッハッ!いざ、大合体!」
それと共に、俺は天に舞い上がる。
それに合わせるように、絶花は、オニシスターとなり、俺のようなオニシスターロボタロウへと変わり、それは黒歌もまた、イヌシスターロボタロウ、ロスヴァイセはキジシスターロボタロウに。
そして。
「なっ」
アークワンの隣にいた滅も強制的にサルブラザーロボタロウへと変わっていた。
「お供ども、足となれ!」
「聞いていたけど、かなり身体が変な感じにゃ」「というよりも、私達って、脚なのっ」
そうして、絶花と黒歌の二人は、そのまま俺の脚となり、一つとなる。
そして。
「お供ども、腕となれ!」
それと共に無言の滅が、二つに分離する。
そうする事によって、そのまま俺の両腕となる。
さらに、ロスヴァイセもまた二つに分離し、俺の肩に乗る。
「うわぁ、真っ二つになって、あまり痛くないですね」
そうして、俺達は、完全に合体が完了する。
『完·成!ドン!オニタイジン~!!』
「いざ!出陣~!」
『よっ!銀河一!!』
そう、俺達は合体を完了した。
さて、ここからが本番だ。
それと共に、俺達の意識は、そのまま滅の中へと入る。
それと共に、俺達が見えたのは、滅に黒い何かにへばり付いている滅がいた。
「はぁぁぁ!!」
そんな滅に纏わり付く黒い何かを、俺は手に持ったサングラソードを斬り裂き、滅を引き寄せる。
「太郎っ!それに、お前達、なんで?」
「あぁ、合体して、意思を一つにしたからな」
「何を言っている!こんな危険な事を!」
「この太郎がそんな事で退くと思うにゃ?」
「何よりも、この事態をなんとかするのが先決ですよ」
そうしていると、滅を纏っていた黒い靄は、そのまま人型へと変わる。
それは、滅が変身していたアークゼロであった。
「あれは」
「メルヴァゾアが、俺を支配する為に送り込んだプログラムだ。本来ならば、俺の意思は数秒で消えるはずだったがな」
「それってつまり、あいつにも分からなかったという事か」
そう、問いかけると、滅は。
「お前達の日々の想い出。それが奴にとっては想定外のようだ」
「そうか、だったら、滅!そのメルヴァゾアからの支配を、斬り裂くぞ!!」
「・・・あぁ、そうだな」
それと共に、滅もまた、構えていた。
「さぁ、楽しもうぜ!勝負勝負!」
次回の王は
-
妖怪王
-
機械王
-
怪獣王
-
幻想王