サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
イクス達は、その場で起きた出来事に、驚きを隠せなかった。
説得を行わない。
その、太郎の言葉が、どのような意味なのか。
それを知る為に、そして、もしも失敗した時には、自分達でなんとかする為に。
そう見守る為に、来ていた。
だが、事態は、彼らが想像していた以上に最悪な事態となっていた。
「まさか、未来の滅がこちらに来ていたなんて」
「これじゃ、太郎さんの言う方法が成功しなければ、この時代」
「・・・終わる可能性がある」
それ程の危機的状況。
だからこそ、全員が静寂する最中で。
その言葉は。
「合体だぁ!!」
『えっ』
太郎の、その言葉。
同時に、アークゼロとなっていた滅は、突然、サルブラザーロボタロウへと変わる。
そうして、その場にいた太郎達5人は、その言葉の通り、一つのロボットへと合体した。
『完·成!ドン!オニタイジン~!!』
それと共に、生まれた一体の巨人。
その姿は、まるで戦国武将を思わせるロボットであり、昔話で有名な桃太郎の代表的な面々が一つに合わさった。
そう思わせるロボット、ドンオニタイジンが、その姿を露わにしている。
「せっ説得しないとは言っていたけど、これは」
「幾ら何でも」
そう呟いている間にも、数秒。
沈黙が生まれる。
そして。
「ここからだぁ!!」「っ!」
ドンオニタイジンは、そのままアークワンとなった滅を吹き飛ばす。
それによって、アークワンは、後ろへと跳びながら、見つめる。
「なっ」
「さぁ、いざ!尋常に勝負!勝負!!」
それは、まさしく宣言だった。
それと共に。
「キジンソード、展開」「そのような名前なんですか!」
すると、肩から聞こえて来たのは、滅とロスヴァイセの声だった。
それに対して、その場にいる全員が驚きを隠せなかった。
「なっ、どういう事だ!なぜ、お前が!」
「遠い未来となったお前では、既に忘れているようだな。いや、その様子では、あのシステムだと言うべきだろうな」
「まさかっ、貴様っ、あの支配から抜け出したと言うのか!」
アークワンの言葉に対して、イクス達は。
「本当に、元に戻したのか」
その事実に、驚きを隠せなかった。
「なるほど、つまりは貴様は、未来の俺達全員の仇という訳か」
「ふっ、だからと言って、貴様に勝てる保証はあるのか」
「何を言っている?お前が相手をしているのは、俺達だ」
それと同時にアークワンは、既に両手に、剣を創製すると共に、ドンオニタイジンへと向かって行く。
だが、それに対して、ドンオニタイジンは。
アークワンからの攻撃を、全てキジンソードで受け流していた。
「なっ」
確実な計算。
機械故に、性能の差は明らかに出るはずだった。
同じ滅でも、その経験は、アークワンである滅の方が大きいはずだった。
しかし。
「なぜだっ」
アークワンの剣は、まるでドンオニタイジンには届かなかった。
「どうやら、そのメモリは、忘れてしまったようだな。この俺が誰に負けたのか」
「っ」
そう、ドンオニタイジン。
それは、5人が一つとなった姿。
そして、その一人は、かつて滅を撃ち倒した剣豪、宮本絶花。
「だが、未来の俺は、その宮本絶花を撃ち倒した!なのにっなぜ!」
「それは、彼女の本来の力ではないだろう。彼女が、最強になれるのは、太郎がいてこそ。そして、太郎が最強であるのは、彼女がいるからこそ」
二人の滅は、そう語る。
5人による連携ではなく、本当の意味で一つとなる。
それと共に、アークワンは吹き飛ばされると同時に。
「これで…とどめだ!一騎桃千…」
2本のキジンソードを交差する事で背景が変化し、合体時に登場する船の上でキジンソードを合わせて巨大な一本の刀を形成する
それと共に、5人の声が合わさる。
「「「「「ドンブラパラダイス!!」」」」」『必殺奥義!ロボ·タロ·斬!!鬼退治、あっ完了~!』
流れて来た無数の桃を突き刺し合わせて巨大な桃を作り出し、桃諸共、アークワンを縦に真っ二つに切り裂く。
「「「「「大勝利!えい!えい!おー!!」」」」」
その言葉と共に、アークワンは、爆散した。
それが、勝負を決した瞬間でもあった。
次回の王は
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