サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
「──それで、生徒会の人がどうしてここにいるの?」
アヴィ先輩が不思議そうに首を傾げる。そう本題はそれです。
「生徒会と部活連は、協定を結んでいたはずだけど」
「今回はイレギュラー、そもそもオカ剣は正式な部じゃないでしょー」
「言ってくれるね。うちのどこを見て正式な部じゃないと──」
「部員数の不足、部室の無断占拠、数々の不祥事、まさに非合法組織じゃないっすか」
不穏な単語が飛び交うので、心配になったのか、絶花はアヴィ先輩の方を見てしまう。
「・・・太郎君!」
「良かろう!」
そう、俺の方に頼まれた為、すぐに前に出る。
「まずは部員数の不足に関しては、確かに部活という形式ではないが、同好会という形で、現在は予算が無くても保っているはずだ。さらには部室に関しても、管理していない教室を変わりに行う事で、それらを使用して貰う形で、既に教師の方でには許可を貰っている。
それらに関しては、既に提出済であり、許可は貰っている」
「そーだ!そーだ!こっちはちゃんと許可を貰っているんだぞぉ」
俺が前に出て、説明すると、アヴィ先輩は、その後ろから声援を送ってくれた。
しかし、そんな俺達の言葉を全く気にせず、シュベルトは言う。
「でもそれは建前でしょ? 実際問題として、部活なんて名ばかりで、ほとんど活動はしていないって聞いていますよ?」
「なっ! 失礼だなぁ、ちゃんと活動してますぅ!」
ムキになって反論しようとするアヴィ先輩だが、それをシュベルトは無視し。
「何よりも、かなりの不祥事、これはどう、説明するんだ」
シュベルトが、そう、問いかけると。
「「記憶にございません」」
「えぇぇ!!」
俺とアヴィ先輩が声を揃えて言うと、絶花は驚いたように叫んだ。
「えっ? だって俺らが悪かったら、記憶がないもん。記憶にないから、知らないです」
俺は真顔で言う。
するとそれに同調するように、アヴィ先輩もうんうんと同意してくれる。
「いやいやいや、その言い訳はさすがに通らないでしょ」
「何を言うか、第一、それらを言われた際に、お前達の所の生徒会長と話をしただろうが、その際には、納得しただろうが」
「それ以来、あなたの話題を出すと震えるんだけど」
「正面から挑んできたんだ、受けて立つのが筋だろう」
「それで負けてるんでしょうが!」
俺達が話していると、それを見たシュベルトが、ため息を出す。
「まぁ、会長は、むしろ宮本さんの方に用があるみたいですけど」
「私に?」
そう、疑問に首を傾げた。
すると
「柳生戯蝶左衛門、この名前に覚えは」
「記憶にございません」
そう、絶花が言う。
「まぁ、喧嘩を売られたとしても、買い続けたら、それは分からなくなるか」
「うぅ、だから、そういうのは言わないでよ」
そうしながら、俺達が言っていると。
「頼もぅ!」
「んっ」
その最中、聞こえて来た声。
見ると、そこには、見覚えのある人物がいた。
「あらまぁ、ゼノヴィア先輩、どうしてここに?」
「むっ、太郎ではないか?なんでここに?」
そこには、なぜか高等部にいるはずのゼノヴィア先輩がそこにいた。
次回の王は
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妖怪王
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幻想王