サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
「ふむ、それにしても、まさか下級生から相談されて来てみれば、まさか太郎の騎士だとはな」
「あれが、例の噂の騎士の子なの?」
「その、確認したいのですが、初対面でしたっけ?」
そう、まさかの高等部にいるはずのゼノヴィア先輩、イリナ先輩、アーシア先輩の三人組が、この中等部に来るとは思わなかった。
それと共に、この場の事情を聞くと共に、興味はすぐに絶花に向けられていた。
「まぁ、こうして対面で話すのは初めてかもしれないけど、イリナ先輩以外は、見た事があると思いますよ」
「むっ、本当か?あまり覚えはないと思うが」
そうして、ゼノヴィア先輩は首を傾げている。
おそらくは、その時の印象とは違うからだろう。
「ほら、夏休みの時に、俺が会場に現れた時。あの時に神輿の上に乗っていたの、絶花ですよ」
「むっ、あの会場では、かなり目立ちまくっていた太郎の?そう言えば、その後に逃亡した者達を追った際にバイクに後ろに乗っていた凄まじい気配の持ち主。まさかそれが君だったのか」
「あの、かなりボロボロの様子で、その、お化けだと思ってしまう程の」
「ぁぁぁぁぁ」
ゼノヴィア先輩とアーシア先輩。
二人からの純粋な言葉が届いたのか。
絶花は、人が出してはいけないような声を出しながら、悶えている。
まぁ。
「嘘ではないからな」
その言葉に、さらに絶花はかなり戸惑っている様子だった。
だが、それと共にゼノヴィア先輩はかなりウズウズしているように見える。
「どうしたのか?」
「いや、最初は噂を確かめる程度で来てみたのだが、来てみれば、まさかこれまで噂程度でしか聞けなかった太郎の騎士がいるのだからな」
「まぁ、確かに、というよりも、あの噂が本当だったら、あの言峰神父とも戦ったのよね」
「まぁ、うん、あの人は本当に色々とヤバかったよ近づいてもマズイし、遠く離れてもヤバかったから」
「ならば」
それと共にゼノヴィア先輩は、そのまま絶花の方を見る。
「その実力、本物かどうか確かめたい」
「確かめるって言われても、私はそんな」
「そうか?度々、太郎が最強の家臣は誰かって聞いたら、確実に騎士だと言っていた。だからこそ私はその実力を知りたいと思ったのだが」
そう、先程まで否定しようとしていた絶花の表情は変わる。
「・・・最強ですか」
「あぁ」
すると、絶花は。
「それを言われたら、断る訳にはいけません」
先程までの、怯えはまるでなかった。
「ならば、試合を受けてくれると言う事で良いんだな」
「はい、見せましょう、唯我太郎の、最強は私だという証明を」
次回の王は
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妖怪王
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機械王
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怪獣王
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幻想王