サムライガールの幼馴染みは王様を目指す   作:ボルメテウスさん

174 / 705
最強の騎士の実力

「ゼノヴィア先輩、一つ、言っておく事があります」

 

「何かな?」

 

「本気で来てくださいね、正直に言えば、今から私は少し、本気を出しますから」

 

 絶花は、その言葉と共に、天聖を構えると同時に。

 

『Evolution』

 

 その音声が鳴ると共に、絶花の容姿は変化する。

 

 先程まで艶のある黒髪は、白い雪を思わせるウェーブのある髪に。

 

 瞳は紫色に変化していた。

 

「これは」「言ったでしょ、少し本気を出すって」

 

 その言葉と共に、絶花は既にゼノヴィア先輩の元へと向かっていた。

 

 それと同時に、絶花は、その手にある天聖を振り下ろす。

 

 瞬時にゼノヴィア先輩も、デュランダルで受け流すが、その衝撃は、ガードしたはずなのに、その後ろに下がる。

 

「これは、音の斬撃だと、一体」

 

「あぁ、そう言えば、言っていなかった。絶花の持つ天聖の能力」

 

「天聖?」

 

 それと共に、全員がこちらに目を向ける。

 

「天聖の能力は、剥奪。だけど、その能力に関しては、実は合意があれば相手から力を借りる事が出来る」

 

「えっ、そんな事を」

 

「さらに、俺の駒を持つ家臣の中で女性ならば、その全員の力を使う事が出来る。まぁ、同時に複数はさすがに身体に負担は大きいけど、各々の能力と絶花の剣技を合わせて発動出来るぞ」

 

「「えっ」」

 

 俺の言葉に対して、全員が驚きを隠せなかった。

 

「ふむ、では、その能力は確か僧侶の雪音クリスの音操作をか」

 

 それと共に、絶花は、デュランダルを受け流しながら、斬撃を放つ。

 

 だが、それは、デュランダルによって防がれてしまう。

 

 しかし、それでも、絶花は、攻撃の手を止めない。

 

 そして、絶花の攻撃に対し、ゼノヴィア先輩もまた、デュランダルを使いながら応戦する。

 

 二人の攻防は、激しい物だった。

 

 だが、徐々にではあるが、ゼノヴィア先輩が押され始める。

 

「くくっ、面白いじゃないか! 先程の剣に加えて、音を飛ばすとは!」

 

 その時のゼノヴィア先輩の笑みは、まさしく戦闘狂。

 

 それと共に、絶花自身も気づかない内に笑みを浮かべている。

 

『楽しいな』

 

 二人とも無意識に思っているだろう。

 

 戦いが楽しくて仕方がない。

 

 刀と剣。本来なら相性が悪いはずなのに、二人は互角に渡り合っていた。

 

「凄いですわね、あのお二人さん」

 

「あぁ、それにしても、まさか、絶花君にこんな隠し玉があったなんて」

 

 それを見つめながら、俺は、それらの戦いを見つめ。

 

「そこまで!」

 

「「っ」」

 

 俺の言葉で、止まる。

 

「ゼノヴィア先輩、その服に斬り傷。それが一本の証です」

 

「おぉ、そうだったのか、これは気づかなかった」

 

 そうしながら、その勝負は終えた。

 

「それにしても、ここまで強いとはな! 確かに最強の騎士と言われても納得だな」

 

「えへへへぇ」

 

 絶花は、それに褒められて、少し頭を掻く。

 

「けれど、あの時の太郎と行っていたのは、一体何なんだ」

 

「ッ////」

 

 その言葉を聞いた瞬間、絶花は、固まってしまった。

次回の王は

  • 妖怪王
  • 機械王
  • 怪獣王
  • 幻想王
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。