サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
恋人同士となった俺と絶花。
だが、俺達の前に、大きな壁があった。
「なぁ、絶花」
「・・・何」
「俺達、恋人同士になったのは良いけど、結局、恋人同士って、何をするんだ」
「分からない」
それは、俺達が恋人同士となった事で衝突した問題。
未だに俺達は恋人同士は何をすれば良いのか、まるで知らなかった。
これまで、恋愛感情を入れての行動などした事がなかった為に、恋人同士となっても何をすれば良いのか。
まるで俺達は知らなかった。
だからこそ、恋人同士でやる事を、俺達なりに調べた。
その結果。
「全部、普通にやっていた」
「むしろやっていなのをやるのは、さすがに問題があるぐらいだ」
既に俺達は恋人同士でやる事は全てやっていた。
だからこそ、頭を悩ませる事になった。
「どうする?」
「どうすると言われても、別れたくないよ」
「それは俺もだ、けれど、ほとんど変わらないような気がするが」
「うぅ」
絶花が困ったように考えている最中。
「・・・そうだっ文化祭!」
「んっ?」
すると、絶花は、俺の方を見る。
「文化祭デート!恋人同士で行うデートでかなり名前が出る奴だよ!」
「そうかっ!その手があったか!」
絶花の言葉を聞いて、俺は思わず手を握り締める。
まさしく、今、駒王学園では文化祭が行われている。
ならば、その文化祭で、デート。
まさしく恋人同士。
だからこそ、俺達は、ウキウキとした気分でデート当日まで待っていた。
けれど、俺達は、自分達の立場をよく分かっていなかった。
まさしく文化祭当日。
中等部にて。
「「・・・」」
俺と絶花の前にある店は悉く静寂に支配されていた。
俺達は、悪い意味で有名であり、この対応は当たり前だった。
だからこそ、俺達は中等部から出て行き、大人しく高等部へと向かう事になった。
「という訳で、どうにかなりませんかねぇ、先輩」
「久し振りに会って、いきなり恋人を紹介して、何を相談だよ、この後輩」
そう、俺は兵藤先輩に相談をしていた。
以前まで、絶花を紹介したくなかったのは、俺の中に、兵藤先輩に絶花が取られてしまうのではないかという恐怖があった。
だからこそ、紹介を少し戸惑っていた。
けれど、実際に、絶花を見ると。
兵藤先輩は、少しだけ怖がっていたように見える。
「まぁ、先輩は先輩で別の問題が起きているようですね」
「うぐっ、やっぱりお前には分かっちゃうか」
「えっ、何か知っているの太郎?」
そう、絶花が質問してきた。
俺は。
「先輩、分かっていると思いますが、絶花とあのクソ堕天使を似ているとは思わないでくださいね」
「それは、分かっているさ。けれど、初恋と聞くとな」
自虐染みた先輩を見ながら、俺は、その身に起きた出来事を聞く事にした。
次回の王は
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妖怪王
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幻想王