サムライガールの幼馴染みは王様を目指す   作:ボルメテウスさん

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屋台への道

アダムに関する謎。

 

未だに多く残っており、その手掛かりはあまりにも少ない。

 

それを少しでも情報を手に入れたい。

 

「けど、そんな都合の良い情報源なんて、あるのか?」

 

俺が疑問に呟いていると。

 

「ふむ」

 

「・・・」

 

こちらをじっと見る視線。

 

その視線の主に関して、俺は誰なのか、心当たりがない。

 

振り返ってみると、そこにいるのは黒いゴスロリ衣装を身に纏った少女。

 

一体、誰なのか。

 

疑問に、俺は首を傾げるが、まるで心当たりがない。

 

「・・・誰だ?」

 

俺は、その少女にゆっくりと問いかける。

 

だが、少女は、その黒いゴスロリの衣装と同じぐらいに黒い瞳でじっと俺を見つめてくる。

 

「初めてだな、太郎」

 

「おぉ、俺の名前を知っていたのか」

 

まるで古い友人に会うように話しかけてくる少女に俺は驚く。

 

そして、俺の名前を知っていることに驚きながら、少女を観察する。

 

「それで、俺に一体何の用だ?」

 

「疑問があった。ただの人間で、確かに神器は凄まじい。けれど、なぜそこまで人を惹きつける太郎に」

 

「ふむ、神器を知っているという事は裏の関係者か」

 

そう言いながら、俺は少女に対して警戒を高める。

 

この少女が何者なのか分からない以上、警戒するに越したことはない。

 

「とりあえず、自己紹介だ!俺の名前は唯我太郎!いずれ王となる男だ!」

 

そう、俺はいつものように挨拶をする。

 

だが、少女は変わらず無表情でこちらを見ており。

 

「我の名はオーフィス、よろしく」

 

「・・・オーフィス?どっかで聞いた事があるような」

 

少女の名を聞いた俺は首を傾げながらも、どこかで聞いたことがある名前に頭を悩ませる。

 

だが、いくら考えても思い出せないため、すぐに考えるのをやめた。

 

それよりもまずはこの少女について色々と聞いてみるべきだ。

 

しかし。

 

「・・・まぁ、良い、今はそれよりも重要な事がある」

 

「・・・重要?それは一体?」

 

それに対して、オーフィスは聞いてくる。

 

そう、その答えは。

 

「おでんだ!」

 

「・・・おでん?」

 

俺の言葉に対して、オーフィスは疑問に首を傾げる。

 

そう、現在、深夜。

 

周囲の見張りを掻い潜り、屋台のおでんに向かっている。

 

特に、この秋のおでんは絶品なので食べないわけにはいかない。

 

まぁ、こんな時間だし、もう閉まっていると思うが、そこは運次第。

 

とにかく俺は屋台に向かい歩き続ける。

 

それに対して、オーフィスは後ろからついてくる。

 

「・・来るのか?」

 

「・・・そのおでん、興味が出た」

 

「そうか、ならば来い」

 

そう言って、俺達は屋台に向かう。

次回の王は

  • 妖怪王
  • 機械王
  • 怪獣王
  • 幻想王
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