サムライガールの幼馴染みは王様を目指す   作:ボルメテウスさん

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父と母

屋台で、俺とオーフィスと一緒におでんを食べていた。

 

おでんに関しては、どうやら初めて食べたのか、次々と出されるおでんの具をまるで無尽蔵に食べていく。

 

「そんなにおでんが気に入ったのか?」

 

「我、結構気に入った」

 

そのままオーフィスはそのまま食べていた。

 

「それにしても、俺に会いに来たって、感じなのか?」

 

「我、ここのたまごを気に入った」

 

俺達はそのままおでんを食べていた時だった。

 

「あぁ、ここにいたぁ」

 

「ンぐぅ!?」

 

俺はそのまま大根を食べていた時に、思わず喉に詰まりそうになった。

 

そして、慌ててお茶を飲むことでなんとかなったが、それでも危なかった。

 

「絶花っ?!」

 

「もぅ、こういう所でいきなり抜け出して、こっちは心配したのよ!」

 

「うぐぅ、悪い」

 

そうしながら、俺は謝っていると、絶花がそのままオーフィスを見る。

 

「・・・えっと、この子は一体?」

 

そうして、絶花はオーフィスの方を見つめる。

 

「なんか、俺に会いに来たけど、全く事情は知らない」

 

「また、そういう事を」

 

そうして、絶花は、オーフィスを見つめる。

 

まるで観察するように見ており、それから口を開く。

 

「貴方、何者なの?」

 

「我、オーフィス」

 

「オーフィス?」

 

「絶花は、知っているか?」

 

「・・・いや、知らないけど、うぅん」

 

そうしている間にも、オーフィスを見つめていると絶花は、何かに気づいた様子だった。

 

「たっ太郎」

 

「なんだ?」

 

「この子、なんだか私と太郎になんか似ているような気がしない」

 

「・・・」

 

それと共に、俺も改めて、オーフィスを見る。

 

「そんなに?」

 

「・・・このかなり偉そうな態度とか結構太郎に似ているよ」

 

「・・・そう言えば、この目とかなんか絶花に似ているような」

 

それと共に、俺と絶花は互いに見つめる。

 

冷や汗を垂らし始めるが。

 

「その、聞きたいけど、お父さんとかお母さんは」

 

「我の父と母?気づいたらいなかった。遠い所から来たぐらいしか」

 

「えっと、それだったら」

 

そうして、絶花は安堵しているが。

 

「ただ、父と母というのだったら、2人から感じる」

 

「「えっ!?」」

 

それに対して、俺も絶花も焦りだしてしまった。

 

「全ての人の母と父の気配があるが、どうした?」

 

その際のオーフィスの言葉に対して、俺と絶花は慌てて、詳しく聞く事が出来なかった。

 

「ちょっちょっちょっ!?たったっ太郎っ!?どうする!?」「おっおっ落ちつけぇ!?落ち着いて、とりあえずタイムマシンを探すんだぁ!?」

 

オーフィスの言葉を最後まで聞こえたけど、俺達は慌てだした。

 

まさか、オーフィスが俺と絶花の子供!?

 

そして、先程、混乱して、思わず言ったが、タイムマシン!

 

「いや、待て!」

 

「えっ」

 

その言葉と共に、俺はとある事が理解出来た。

 

「まさか、オーフィスは、未来の俺と絶花の子供の可能性がある!」「それだ!」

 

実際に、兵藤先輩達の息子や娘が未来からやってきたんだ。

 

その可能性は十分にある。

 

「・・・」

 

俺の言葉を聞いて、絶花も納得した様子だった。

 

それを聞いていたオーフィスは、不思議そうに首を傾げた。

 

「えっと、つまり、俺が父で」「私が母?」

 

そう、問いかけると、オーフィスはしばらく黙ったが。

 

「なるほど、父と母。我、そういうの知らないから」

 

「未来の俺、一体何をしているんだ!」「うぅ、まさか未来でも、ぼっちがっ!」

 

それを聞いて、俺は悩んだ。

 

悩んだ結果。

 

「とりあえず、家に帰って、相談しよう」

 

「そっそうだね、滅さんは、別の場所に行っているから、今は確か黒歌がいたはず」

 

「とりあえず、相談しないとな、にしても、まさか付き合ったはずなのに、いきなり子供とは」

 

そうして、俺はとりあえずおでんの料金を払った。

 

「さて、どうしたもんか」

 

「とりあえず、逸れないように」

 

そう、絶花は、オーフィスの手を繋ぐ。

 

「んっ、これは?」

 

「えっ、子供が逸れないようにするには手を繋ぐって聞いたけど、違った?」

 

「あぁ、だったら俺はもう片方か」

 

そう、俺はオーフィスの反対側の手を繋ぐ。

 

それを見たオーフィスの反応もまた不思議そうだった。

 

「これは、当たり前なのか?」

 

「まぁ、父と母だったら、当たり前じゃないのか?」「そうだねぇ、うん」

 

「・・・これが父と母。不思議」

 

そうして、俺達はそのまま家に帰る事になった。

 

にしても、この歳で、子持ちかぁ。

次回の王は

  • 妖怪王
  • 機械王
  • 怪獣王
  • 幻想王
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