サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
俺と絶花の間に出来た子だと思われるオーフィスと共に、自宅へと帰ってきた。
自宅に帰ってくると。
「おぉ、ようやく帰ってきたかにゃって」
黒歌は、俺達を出迎えた。
だが、その際に見せた表情は、驚いている様子だった。
「・・・黒歌、実は未来から俺達の子が来たかもしれない」
「私も、よく分からないけど、そういう感じみたいなの」
俺達は、2人揃って、その事を正直に告げる。
少し前に、付き合ったと言った際に、『いやぁ、ようやく付き合ったのかにゃぁ、それで子供はいつ作るつもりにゃ』と促してきた黒歌。
そんな黒歌に対して、俺達はどう言えば良いのか。
「・・・あぁ、なるほどにゃなるほどにゃ」
すると、俺、絶花、オーフィスの3人を見ていた。
その際に、黒歌の表情は最初は驚きはあったが、徐々に笑みを浮かべていた。
「そういう事だったら仕方ないにゃねぇ、まぁ、子供という事ならば、仕方ないにゃねぇ」
「???何を言っているんだ、我、オーフィスで、子供じゃ「いやぁ、こういう年頃になるまで、こういう風になるとは、愛情が必要じゃないかにゃぁ」んっ?」
オーフィスが何か呟こうとしたが、それよりも早く黒歌が、すぐに黙らせた。
「あんたら、この子の目を見てみるにゃ」
「「えっ」」
黒歌の言葉に釣られて、俺達は思わずオーフィスの目を見てしまう。
その目は、どこまでも空虚で、何の感情も感じられないような目。
「未来のあんたらが、どういう感じで子育てしたか、それとも死別したか分からないけど、この子は、今!愛情に飢えている!」
「「はっ!!」」
「この子は、自分自身で否定している所があるかもしれない!けれど!親ならば!例え未来の子供でも!あんたらが愛情を注がないといけないにゃぁ!!」
「黒歌!」「そぅだよねぇ!」
俺達は、黒歌の言葉に対して、目尻が熱くなる。
俺達が今、出来る事は何なのか、分からない。
それでも、愛情を注がなければならない。
「絶花!」「うんっ!」
俺も絶花もそのまま決意を新たに、そのまま互いの手を握り締める。
「・・・何を言っているんだ?」
「いやぁ、あんたの事をそのまま言うよりも、こうしてやれば、あの2人は何かと良い方向に進められるからにゃぁ」
オーフィスと黒歌が、何かを言っている。
けれど、俺達は、オーフィスを幸せにしなければならない。
「それに」
その間に、黒歌が呟いた言葉は聞き逃してしまったが。
「こんな面白い状況、早くに終わらせるなんて、勿体ないにゃぁ」
次回の王は
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