サムライガールの幼馴染みは王様を目指す   作:ボルメテウスさん

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子供を狙う影

オーフィスを迎えた新たな生活。

 

それは、俺達にとっても未知な事で溢れていた。

 

子供という事で、どのように出迎えたら良いのか。

 

それが分からず、俺も絶花も戸惑いながらも、必死に考えた。

 

そして、オーフィスは、そんな俺達の苦労など知らないように。

 

「我、お腹空いた」

 

そう言って、無邪気に言う事も多くあった。

 

苦労はあった。

 

けれど、その度に俺は、オーフィスと一緒に居て良かったと思った。

 

そして、そんな日々を過ごしながら、数日経ったある日の事だった。

 

いつものように、学校を終えて帰宅すると、そこには見慣れぬ光景があった。

 

玄関で待っていたのは、アザゼル先生だった。

 

「んっ、アザゼル先生か?」

 

アザゼル先生が居る事は珍しくもない。

 

だが、その表情は普段とは少し違っていた。

 

何だか真剣そうな顔つきをしている。

 

「少し邪魔するぞ」「んっ、別に良いが」

 

一体どうしたのだろうか? そんな疑問を抱きつつ、靴を脱いで家に上がる。

 

すると、オーフィスを見たアザゼル先生。

 

「たくっ、急にいなくなったと思ったら、ここにいたのかオーフィス」

 

「よっ、アザゼル」

 

すると、アザゼル先生を見たオーフィスは、気軽に挨拶をしていた。

 

「あれ、アザゼル先生は、なんでオーフィスの事を知っているんだ?」

 

「いや、知っているも何も、俺がここに連れてきたんだぞ」

 

「なっ」

 

その一言に俺も絶花も驚きを隠せなかった。

 

まさか、アザゼル先生は既にタイムマシンを開発していたとは。

 

そこまでの技術を造り上げる事が出来ていたとは、さすがに俺も予想出来なかった。

 

「まぁ、お前らの様子を見る限りだとオーフィスの奴はかなり懐いているように見えるからな」

 

「・・・俺達としても、色々と予想外だったけどな」

 

まさか未来からの子供が現代に来るとは思わなかった。

 

「まぁ、これからの事を考えると、オーフィスはこれからここにいた方が良いかもしれないな」

 

「・・・それって、やはり」

 

「あぁ、お前も既に分かっていると思うが、こいつは狙われているんだよな、禍の団にな」

 

「「っ!!」」

 

オーフィスがこの時代に来た理由は知らなかった。

 

それは、俺達に会う為だけかと思っていたが、まさか禍の団の奴らが狙うとは。

 

「絶花」

「分かっているよ」

 

それと共に、俺と絶花と共に、頷く。

 

「絶対にオーフィスを渡さない!」「あぁ、勿論だ!」

 

その言葉に、俺達は、絶対にオーフィスを守る事を決意した。

 

「・・・にしても、こいつらはなんでここまでオーフィスの奴を守るのに必死になるんだろうか?」

次回の王は

  • 妖怪王
  • 機械王
  • 怪獣王
  • 幻想王
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