サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
「はあぁぁぁぁ!!」
俺は、その手に持ったサングラソードを真っ直ぐと振り下ろす。
振り下ろしたサングラソードに対して、眼前にいる暴太郎鬼もまた禍々しいサングラソードで俺の攻撃を受け止めた。
鍔迫り合いになりながらも、俺達は互いに睨み合う。
そして、互いのサングラソードがギリギリと音をたてながら軋む合う。
「ほぅ、こうして対面すれば、改めて分かる」
そうして暴太郎鬼は笑みを浮かべながら、俺の方に視線を向けた。
だがそれはまるで品定めをするかのような目つきだ。
そして奴はそのサングラソードを振り上げる。
俺もすかさずそれに合わせて、サングラソードを振り上げた。
ガキィィン! 甲高い金属音が鳴り響く。
「何がだ?」
そのまま、俺は眼前にいる暴太郎鬼に対して、問いかける。
その答えは。
「決まっているだろ、君が才能がない事に」
そんな言葉だった。
その一言に、思わず俺は笑みを浮かべる。
「今更、何を言うかと思えば」
そうしながらも、サングラソードはそのまま薙ぎ払う。
「俺に才能がないのなんて、俺自身が知っている!だからこそ、俺は自分が出来る事をやっているだけだ!」
そして俺は、そのままサングラソードを突き出すように構えると、そのまま突進した。
それに対して、眼前の敵である暴太郎は、ニヤリと笑う。
「そうか、可哀想だな、本当に人間はぁ!」
だが、それと同時に、俺の攻撃を防ぐべく、奴もその剣を防ぐ。ガキィィン!! またもや激しい音と共に、俺達の武器同士がぶつかり合った。
その衝撃により、互いの武器が弾かれる。
そしてそのまま、互いに後方へと飛び退く形となった。
そこで一旦距離を置く事となる。
「可哀想か?」
そう、奴の正体がアダムだとしても。
「そうだね、本当に、知識のない人間はなぁ」
そう言って、奴は再びニヤリと笑う。
「知識なぁ、確かにあれば、便利だが、随分と知識に拘るな」
「まぁね、なんだって、僕の最大の武器は知恵だからね」
すると、奴は自分の頭を指差す。
どうにも、こいつは自分を誇る時だけは饒舌になるようだ。
その様子から察するに、こいつの性格上、自分の頭脳に関しては自信があるらしい。
それにしても、知恵ねぇ。
「・・・お前」
「なんだ?」
「アダムじゃねぇな」
先程の言葉で、予想は出来た。
『アダムと同じ姿』『アダムの性格からは考えられない』『知恵が最大の武器』
「・・・何をいきなり言うかと思ったら、僕の正体が分かっているようだけど、なぜ否定をするのかな?」
「別に、お前から見たら才能がないんだろ、最も」
そうしながら、俺は。
「どうでも良いがな、娘を狙った悪党だ、遠慮無く叩きのめす。それだけだ」
俺は、そのまま眼前にいる暴太郎鬼に、突撃する。
次回の王は
-
妖怪王
-
機械王
-
怪獣王
-
幻想王