サムライガールの幼馴染みは王様を目指す   作:ボルメテウスさん

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対ドンブラザーズ

暴太郎鬼の、その剣技。

 

それは、俺の攻撃を受ける度に、その動きはより洗練されていく。

 

少なくとも、俺がこれまで戦ってきた相手の中では、一番強いだろう。

 

ただ、それでも、俺は負けるつもりはない。

 

俺の中で、何かが燃え上がっていくのを感じた。

 

それと共に、目の前の敵を仕留める事だけを考えるようになる。

 

もはや、周りなど関係ない。

 

目の前に立つ敵は、全て倒すのみ。

 

そうして、俺は一気に間合いを詰め。

 

「はぁぁぁ!」『キングオージャー!』

 

それと共に、俺はすぐにクワガタオージャーへと変わると共に、その手にはオージャカリバーで、さらに攻撃する。

 

だが、

 

「それも既に見えている」

 

だが、それに合わせるように奴もまた、その姿を上半身を覆う巨大な紫色の王冠を鎧として着飾った甲虫の虫人に変えて、その手に持つ杖で受け止める。

 

そして、そのまま杖を振り回すと、俺の攻撃を振り払うと同時に、強烈な一撃を叩き込んできた。

 

それによって、吹き飛ばされた俺は地面を転がる羽目となった。

 

「その姿は」

 

そうして、俺は見つめながら、その特徴をよく観察する。

 

今の奴の姿は、先程の暴太郎鬼とは違う。

 

けれど、その特徴は完全に一致している訳ではないが、今、俺が変身しているクワガタオージャーと同じ要素を持っている。

 

そこから考えて。

 

「俺の力に対抗する為の姿か」

 

「言ったはずだ、君に対抗する為にと」

 

そうして、手に持った杖を俺に突きつける。

 

それを考えれば、目の前にいる奴は、まさしく対俺用、いや、他のドンブラザーズも同じ力を持っている事を前提に考えれば、対ドンブラザーズ用の姿という事か。

 

「本当に趣味が悪いな、お前は」

 

「それは褒め言葉という事で受け取っておこう。まぁ、最も、僕にとっての褒め言葉は君が苦痛に歪む顔を見せてくれる事だけだからね」

 

「俺がか?また、それはなんでだろうか?」

 

俺が問いかければ、それに対する答えは。

 

「君は僕が手に入れる事が出来なかった物を手に入れた。理由としては、それで十分さ」

 

「・・・もしかしたらと思っていた」

 

そう、俺は目の前にいる奴の正体をなんとなくだが、察した。

 

だが、次の瞬間、俺の背筋に悪寒が走る。

 

咄嗟に横に飛ぶようにして避ける。

 

だが、それは間違いだった。

 

「っ」

 

後ろに見えたのは、黒い穴。

 

それと共に。

 

「そして、君には、最大の苦痛を与えるのは痛みじゃない。君が、王として、何も出来ない無力な気持ち。それを与えるのが最大だとね」

 

「っ」

 

その言葉を聞きながらも、俺は穴の中に吸い込まれる。

次回の王は

  • 妖怪王
  • 機械王
  • 怪獣王
  • 幻想王
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