サムライガールの幼馴染みは王様を目指す   作:ボルメテウスさん

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目覚めはゼンカイ!?

奴の、帝国の駒の持ち主によって、俺はそのまま、穴の向こう側へと飛ばされてしまう。

このままではマズイと一瞬で感じた俺は、クワガタオージャーの姿を解除すると共に。

 

「アバターチェンジ!」『ゼンカイジャー!』

 

まるで導かれるように、俺はゼンカイザーへとアバターチェンジする。

ゼンカイザーとなると同時に、周囲の空間がゆっくりとだが、見えた気がする。

そこに広がっていたのは暗闇であると同時に、まるで何かの泡のような物が広がっていた。

 

「奴は、一体、俺をどこに飛ばしたんだ」

 

これまでの記憶を辿っても、知らない場所。

未だに未知の場所が多いと言われているが、実際にこの空間が何なのか。

俺には答えがまるで分からなかった。

そう困惑していると共に、やがて、泡のような何かが近づいていく。

いや、この場合は俺が引き寄せられたと言った方が正しい。

 

「なっ、なんだって?!」

 

吸い込まれるように、その泡へと向かって、俺は入っていく。

何が起きているのか分からず、困惑しながらも、俺はやがて、その泡の中へと入っていく。

泡だと思われたその場所。

けれど、その正体に、俺は驚きを隠せなかった。

 

「ここって、一体!?」

 

吸い込まれた先に広がっている光景。

そこに広がっているのは、俺の知っている東京。

それで間違いないだろう。

なぜ、東京がここに。

疑問に思っているが。

 

「そう言っている場合じゃない!?」

 

そうして、俺は、そのまま地面へと落ちてしまう。

そのまま落ちてしまい、地面に大きな穴を開いてしまう。

 

「痛たたぁ、たくぅ、いきなり空から落ちるってのは、幾ら何でも予想外だろ」

 

そうしながら俺は立ち上がる共に、周囲を見渡す。

先程まで、俺が落ちた事で、そのまま周囲に多くの人を集めてしまっただろう。

だが、問題なのは、そこにいる人々だった。

 

「・・・」

 

人々の特徴は、はっきりと言えば人種という問題ではない。

明らかに人間ではない存在もいる。

だが、彼らはそれに対して、気にしている様子はなく、むしろ俺が可笑しい存在のように見ている。

 

「えっとぉ」

 

どうするべきか、俺は少しだけ悩んだが。

 

「ゼンカイザーだ!」

 

人々の中で、1人の子供が俺の方に指を指して、大きな声を出した。

それも、かなり嬉しそうな声で。

 

「・・・ゼンカイザーを知っているだと?」

「いやいや、介人、いつ帰ってきたんだ?」

「介人?えっと、悪いけど、一体、誰の事を言っているんだ?というよりもゼンカイザーを知っているのか?」

「何を当たり前の事を言っているの?」

 

そうして、彼らが話していると。

 

「うわっと、あれ、マジでゼンカイザー?」

「んっ?」

 

すると、俺の元に、1人の男性がこちらに来ていた。

 

「えっと、誰?」

「俺?俺は五色田介人!!ゼンカイザー!それで、君は?」

「俺か?俺は」

 

そのまま、俺もまた、変身を解除すると共に。

 

「唯我太郎!何時か、王となる男!けど、なんか、いつの間にかここにいたんだが、ここって東京なのか?」

「うぅん、東京と言ったら東京かもしれないけど、もしかしたら君の知っている東京じゃないかも」

「もしかして?」

 

その瞬間、俺は、冷や汗を掻く。

 

「ここはゼンカイトピア!様々な平行世界と繋がっている俺達の世界だよ!」

次回の王は

  • 妖怪王
  • 機械王
  • 怪獣王
  • 幻想王
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