サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
「凄い!まさか、そんな世界があるなんて!俺も行ってみたい!」
あれから、俺を保護してくれた五色田介人と共に、彼が住んでいるからふるにて、事情を話した。
事情を話した際に、彼から、この世界の事についても詳しく聞いた。
だが、それは、俺の想像を遙かに超える出来事であった。
「この世界以外のほとんどの平行世界を支配した国と戦って、勝利した上に、さらには神を相手にじゃんけんで勝利したって、本当なのか」
「嘘じゃないよ」
「いや、それはまぁ、目を見れば分かるが」
まさか、ここまでとんでもない存在がいるとは。
俺は、驚きを隠せずにいたが、同時に本当の事だろうと納得した。
それと共に、自然と目を向けたのは、このゼンカイトピアの光景だった。
「どうかした?」
「・・・いや、なんというか、こういう世界もあるだなぁって」
そう、思わず呟いてしまった。
俺の世界においても、多くの種族がいた。
けれど、その種族同士の戦いは未だにある。
だけど、この世界の住人達は、平行世界の同盟があるとはいえ。
それでも、差別なく接している。
その光景は。
「俺が目指している王国は、これだな」
これまで、漠然としていた。
どのような王になるのかは決めていた。
けれど、どんな国をするのか。
その具体的なイメージを、俺にはなかった。
だけど、この世界は、俺のそんな理想が全て詰まっている。
「そうか、太郎が目指しているのが、同じで、俺はなんだか安心したよ」
「あぁ、けど、どうやって、元の世界に戻るか」
俺がそう悩んでいる時だった。
「やぁ、久し振り、介人」
その最中で、店の中に入ってきたのは、1人の人物。
「あれ、ステイシー?どうしたの?」
その人物は、紫色の衣服を着た青年、ステイシーが入って来た。
だが、そのステイシーの顔を一瞬だけ見た介人は、何か違和感を感じたのか、首を傾げると。
「あれ、その話し方?もしかして、神様!」
「神様!?」
そう、先程、ジャンケンで勝利した相手として言われた神様。
それが、目の前にいた。
「神様って、なんだかステイシーって呼んでいたけど?」
「うん、神様は身体がないから、こうやって誰かに憑依するんだ。けど、どうしたの神様?」
そうして、神様に対して、介人は聞く。
「実は今回、僕が用があるのは、そっちの太郎の方なんだ」
「俺の?」
疑問に思い、俺は首を傾げる。
「俺が?」
「あぁ、今、君の世界が危機が迫っている」
「俺の世界?一体どういう事なんだ!」
思わず、俺はその神様に詰め寄る。
すると。
「キカイトピアの邪神、邪神メルヴァゾアが君の世界に侵攻しようとしている」
「「邪神メルヴァゾア?」」
どこかで聞いた事があるような。
次回の王は
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妖怪王
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機械王
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怪獣王
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幻想王