サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
今年も、よろしくお願いします!
暴太郎鬼によって、太郎は次元の向こう側へと飛ばされてしまった。
それは、各陣営にとっては、衝撃的な内容であった。
暴太郎鬼に対抗する為にドンブラザーズに変身していた絶花達であったが。
「これで、目的を完遂出来た」
「えっ」
その場にいた暴太郎鬼が呟いた言葉。
それが一体、どういう意味なのか、絶花は最初は分からなかった。
だが、暴太郎鬼と戦っていたはずの太郎の姿がなかった。
それで、全てが理解出来た。
彼らが、それに対して、疑問に思っている間にも、事態は大きく動き始めていた。
暴太郎鬼の言葉と共に英雄派達による進撃は大きく進んだ。
それと同時に、まるで太郎がいなくなったのを見計らったように。
次元の向こう側から、メルヴァゾアが率いた軍勢が、各勢力に戦争を率いていた。
メルヴァゾアの出現と共に、これまで姿が見られなかったリゼヴィムと名乗る悪魔もまた、現れた。
その出来事は、世界の終わり。
そう言われても、可笑しくない内容であり、考慮する必要もなく間違いなく世界は滅びる。
「太郎は、やはり」
「あぁ、この世界ではない次元の向こう側に追い出されてしまった。
奴の言葉に、嘘偽りはないだろう」
そして、ここに、太郎が率いていた家臣達もまた集っていた。
戦いが始まり、二日。
未だに対抗は行えているが、それでも絶望的な状況は変わらなかった。
「・・・我が夫は、やはりいないですね」
「あぁ、モルガン、魔術で追う事は」
「次元を越える魔術。確かに使おうと思えば、使えますが、それまでの間、彼が生き残っていられるかどうか」
「次元の向こう側は、それ程に」
「あぁ、普通に考えれば」
それと共に、全員が絶望的な状況だと考えている最中。
『けど、なんか、普通に生きていそう』
その際に、全員の頭には、何事もなかったように帰ってくるだろう太郎の姿が思い浮かべていた。
「まぁ、とりあえずは、これからの状況を考えて、太郎が帰ってくるまでは我々でなんとかするとしても、問題は」
「メルヴァゾアに関して。それは俺がなんとかする」
そう、滅が提案した。
「俺は、元々奴らの勢力に属していた。故に奴らがどのような存在なのか、把握している。
戦力に関しても対応策は既にアザゼルを始めとした各勢力に送っている」
「けれど、問題はそれ以外にも」
メルヴァゾア以外にも、問題は多くあった。
それでも、彼らは、信じていた。
「太郎は絶対に帰ってくる」
太郎の帰還を信じる小さな希望。
それが、圧倒的な絶望に立ち向かえる理由。
次回の王は
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妖怪王
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機械王
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怪獣王
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幻想王