サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
「なぜっ、それを」
そう、絶花の眼前にいる暴太郎鬼は動揺を隠せなかった。
「なぜ、太郎ではないお前が、それに気づいた」
「余裕、崩れているよ」
そう、暴太郎鬼に対して、絶花は挑発するように言いながらも。
「太郎との付き合いは私が一番長いからって言っておこうかな」
「えぇ、それだけで分かるはずないでしょぉぉ?何よりも、それが本当だっていう証拠もないのにさぁ」
リゼヴィムは、そう言いながらも絶花にいやらしい笑みで問いかけていく。
だが。
「さぁね、これも結局は推測でしかないし、私としては、どちらでも良い」
「どちらでも良い?」
そうしながら、絶花は、その手にある天聖を構える。
「私は、ただ。太郎が来るまでの間、ここを守るだけ。例え、どんなに絶望的な状況でも」
そう、天聖を構える。
「あらあらぁ、随分と強い神器をお持ちだねぇ、けど、僕ちゃんの前では関係ないのよねぇ!」
笑みを浮かべたリゼヴィムは。
「僕ちんの前では、全ての神器は無意味となる!つまりは、君のその自慢の神器はまるで意味はないわけぇ、お分かりぃ」
「本当に、これは厄介だから、まぁ今は手を組んでいるから良いけど」
暴太郎鬼は、その言葉と共に、その手に持つ刀で、真っ直ぐと絶花に迫る。
そのまま振り下ろす。
だが。
「けど、それはあくまでも天聖の力だけ。刀として使えるならば、私自身の力は、十分に使える!」
絶花は、真正面から、暴太郎鬼の刀を弾き飛ばす。
そして。
絶花は、暴太郎鬼に対して、流れるように、天聖で薙ぎ払う。
その斬撃に対して、暴太郎鬼は、すぐに対応するように防御の構えを取る。
だが、真っ直ぐと薙ぎ払っていたはずの天聖の軌道は、まるで蛇のようにうねり、そのまま横に一閃される。
その動きに反応できずに、横腹に直撃を受けてしまう。
そのまま吹き飛ばされて地面に転がっていく。
「どういう事だ」
「どういう事?その賢い知識でも分からないの」
絶花は、そうしながら、手に持った天聖を構えていた。
「私が、最強の侍。それだけで十分だよ」
そして、そのまま、天聖を振るい、その斬撃を繰り出す。
それに対して、暴太郎鬼も、すぐさま対応して、防御の構えを取りながら、反撃を行う。
その一撃もまた、絶花は受け止める。
そして、そのまま鍔迫り合いへと発展していく。
だが、暴太郎鬼が圧倒され始める。
「うわぁ、これはまずいねぇ、とんでもない強さを持っているのは間違いないねぇ、けど」
「っ」
絶花に向けて、リゼヴィムが、その手から放った鎖。
それが絶花を拘束される。
「これって、決闘じゃないからねぇ」
次回の王は
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妖怪王
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怪獣王
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幻想王