サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
「っ!?」
絶花の、その身体に、リゼヴィムの魔法によって拘束される。
すぐに剣術を発動しようにも、その拘束は、まさしく完璧であり、抜け出す事が出来ない。
「はっははぁぁ!!確かに凄まじい剣技ではあったが、所詮は、その程度か」
そうして、恐怖から解放された暴太郎鬼は、すぐに絶花の方に目を向ける。
「さて、既に勝負は決まったようだな」
「・・・決まった?そう、決めつけるんだ」
「何が言いたい」
絶花は、その言葉に対して、呆れたようにため息を吐く。
「太郎は、決して最後まで何が起きるか分からない。だからこそ、油断はしない。そういう意味では、あなたは本当に人間じゃないから分からないのね」
「まぁ、知識で全てに勝利するからね。だからこそ、この瞬間も」
そうして、暴太郎鬼は、後ろを見る。
そこから現れたのは、巨大な穴。
「あれは」
「次元を繋ぐ穴。そこからは無尽蔵と言えるメルヴァゾアの機械兵士達が来る。君達がどんなに抵抗したとしても、無尽蔵の敵に果たして勝てるか」
「数でも質でもこっちの方が上だからねぇ」
それと共に、次元の穴の向こうから現れたのは、人型の機械の戦士であるハズ・イリュウス。
「おぉ、まさか、こんなに早く来るとはな」
「・・・貴様」
そう、ハズ・イリュウスは、そのまま暴太郎鬼の方を睨んでいた。
「なんだ、別にお前達とは敵対していないはずだが」
「かっ」
「か?」
だが、ハズ・イリュウスの様子は、変だった。
疑問に思ったのも束の間。
「柏餅、たべたかった」
その言葉を最期に、ハズ・イリュウスは、その場で爆散した。
「へっ?」「えっ」
何が起きたのか、暴太郎鬼も、リゼヴィムも理解出来なかった。
しかし、それと共に穴の向こう側から聞こえたのは、鳥の声。
次元を越えて、現れた黄金の鳥は、そのままリゼヴィムの拘束を斬り裂き、絶花を解放する。
「っ!」
驚きはあった。
だが、自然と絶花を受け止める誰かがいた。
彼女は、少し驚きながらも、見上げる。
「・・・遅かったね、太郎」
それが、誰なのか分かった絶花は、笑みを浮かべる。
それに対して、太郎は。
「あぁ、待たせたな絶花」
そう、ドンモモタロウに変身していた太郎が彼女を受け止めていた。
そのまま、絶花を降ろすと共に、そのまま暴太郎鬼とリゼヴィムの前に対峙した。
「お前、なぜっ戻ってこられたっ」
「あぁ、次元の果てに飛ばした程度で、俺が戻ってこられないと思っていたのか?」
「いやいや、それ以前に、ここまでの道中でメルヴァゾアの軍勢がいたはずだ!どうやって」
「そんなの、さっきので答えのようなもんだろ」
そうして、太郎は、堂々と。
「ここにいる道中のメルヴァゾアを含めた奴らを全滅させたからに決まっているだろ」
こちらで、重要なお知らせをしたいと思います。
現在、最終章を行っているサムライガールの幼馴染みは王様を目指すは、もう少しで最終回を迎えます。
ですが、個人的にも、気に入った作品でもある為、どうするべきか悩んだ結果。
再構成版の連載を決定しました。
具体的に再構成を行う部分としては、ここまでの太郎の家臣達の部分です。
今作の魅力の一つである家臣達が、違うメンバーならばどうなるのか。
それを確かめる為にも、活動報告にて、新たに募集をする事に決定しました。
今作の連載中でも、そのルートによって、太郎がドンモモタロウになったり、オーマジオウになるなど、そのルートによって、どのような王に関連するキャラクターになるかなども、次回での楽しみにして貰いたいと考えています。
募集に関しては、本日の22時頃から開始予定となっています。
皆様、お楽しみに!
次回の王は
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妖怪王
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機械王
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怪獣王
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幻想王