サムライガールの幼馴染みは王様を目指す   作:ボルメテウスさん

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時の王者と2体のドラゴン

俺と絶花が同時に突っ込んだが、彼女は特に気にしていない様子だった。

 

「私かい?私は楽園のほうから来た、ただの花の魔術師さ」

 

「花の魔術師?」

 

「ほらほら、そんな事よりも、早く動かしたまえ、我が王」

 

「我が王!!」

 

花の魔術師の言葉に対して、絶花は疑問に思っているが。

 

「動かすって、これを?」

 

そう、俺は未だに謎の多いロボット怪獣。

 

その操縦桿は、確かに目の前にある。

 

「そう、メカキングギドラのね」

 

そう告げた花の女性の言葉を聞きつつ、俺は操縦桿を握る。

 

すると、俺の脳に直接送り込まれるように、メカキングギドラの操縦方法が分かる。

 

そう思いながら、操縦桿を動かす。

 

その動きに合わせて、メカキングギドラが動く。

 

それだけで、周りの人達が驚くのが分かるが、今は無視だ。

 

それよりも問題は、このメカキングギドラを使って、どうやって、元の場所に戻るか。

 

そう、考えていると、目の前にいた二体のドラゴンが、襲い掛かる。

 

「っ!」

 

咄嗟に操縦桿を握り、メカキングギドラを飛ばす。

 

それによって回避する事が出来たのだが、ドラゴン達はこちらを追ってくる。

 

「どうするか」

 

冷静に、物事を対処しなければならない。

 

ドラゴン達に、対抗出来るのか。

 

それは、未だに分からない。

 

「・・・こうなったら、絶花!」

 

「えっ、何」

 

「それと花の魔術師!」

 

「なにかな?」

 

「各々が、別々の首を操作するぞ!」

 

俺は、そう叫ぶ。

 

それに対して、絶花は。

 

「えっえぇぇ!!なっ何を言っているの!!そんな事は「へぇ、面白そうじゃない、やってみようか」えぇ!!」

 

今の状況は分からない以上、こうなったら、ある意味、破れかぶれだ。

 

何よりも。

 

「何も出来ないで諦めるよりも!何か出来ると信じてやる方が良いだろ!何よりも!なんだか行ける気がする!!」

 

まるで、その言葉に合わせるように、メカキングギドラが叫ぶ。

 

メカキングギドラの叫び。

 

それは、まるで呼応するように。

 

まるで、この世界の理を変えるかのように。

 

まるで、俺の言葉に応えるように。

 

そして、その声は、空へと響き渡る。

 

「「っ」」

 

眼前にいるドラゴン達が、その叫びに圧倒される。

 

そんな、ドラゴンに向けて。

 

「引力ビーム!!!」

 

メカキングギドラの口から放たれた光線。

 

それらが、2体のドラゴンを拘束する。

 

そして、メカキングギドラは翼を広げながら飛び立つ。

 

「それじゃ、決めるぜ!」

 

「決めるって、どうやって」

 

俺の言葉に対して、絶花は問いかける。

 

そう言われたら。

 

「・・・とりあえず、やってみるか!」『フィニッシュタイム!』

 

それと共に、俺はコックピットから跳びだしてしまう。

 

だが、その状況の最中、メカキングギドラの形が変わる。

 

「おぉ、これは」

 

その形。

 

一言で言えば、脚。

 

そして、ご丁寧に、2体のドラゴンの周囲には『キック』という文字があった。

 

そのまま、俺はメカキングギドラに向かって。

 

『タイムブレーク!』

 

蹴りを放つと、メカキングギドラも同じように動き、2体まとめて、蹴り飛ばす。

 

そのまま、2体は地面に落下し、大爆発を起こす。

 

爆炎の中。

 

俺はそのまま、コックピットの中に入る。

 

「よぉし!なんとか、出来ていない」

 

「そもそも、私達、ここがどこなのかも分からないよ!」

 

そもそもの問題が解決していなかった事に、腕を組んでしまった。

 

だが。

 

「あぁ、それだったら、これを操作すれば、元の時代に帰れるよ」

 

「おぉ、本当かって、時代?」

 

「・・・どういう事?」

 

俺の言葉に対して。

 

「ふふっ、それは、未来に帰ってからね」

 

「・・・よく分からないけど、分かった!」「分かっていないのに、そんな事を言っちゃぁ!」

 

その言葉を聞く前に、俺達は、そのまま、元の時代に戻る為に、メカキングギドラを動かす。

次回の王は

  • 妖怪王
  • 機械王
  • 怪獣王
  • 幻想王
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