サムライガールの幼馴染みは王様を目指す   作:ボルメテウスさん

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普通の日常

元の時代に帰ってきた。

帰ってきた直前には、驚きを隠せない事ばかりだった。

しかし、それらを詳しく知る事は、現状の俺達には出来なかった。

その理由としては。

 

「結局、あの花の魔術師とか言う奴はすぐにいなくなったからな」

 

まるで、全ての出来事を知っていたと思われる人物である花の魔術師は、その姿が現れた時と同じように姿を消した。

それだけではなく、元々巨大なドラゴンであったメカキングギドラはいなくなった。

より正確に言うと、巨大なドラゴンではなく。

 

「なんだか、ペットみたいになったな」

 

その言葉通り、コウモリとネコを合わせたような姿をしたドラットと呼ばれる姿に変わっていた。

しかも、3体であり、その内の一体は完全にロボットでもある。

ドラットになった際には、かなり大人しく、俺と絶花が交代で世話をする事になった。

そして、そんな奇想天外な冒険が終わった後も、普通の日常は続く。

そして。

 

「まぁ、そんな事があったんだけど、どうしたら良いと思う」

 

その出来事を、クラスで俺は話していた。

結果的に言えば、その話に関しては。

 

「・・・いや、そんな事を言われても、ジブン達にどうする事も出来ないですよ」「というよりも、普通にお前の妄想話だと思っているぞ、俺達は」

 

そう、この田舎の高校。

在校生があまりにも少なすぎる上に、なぜか問題児扱いとなっている。

そして、俺と関わりのあるこの二人は、クラスメイトである高倉健、あだ名としてオカルト大好きな男子という事、オカルン。

もう一人は遠山金次。

中学時代に、何やら女性関係で面倒な事に巻き込まれてしまった奴だ。

その関係で、絶花も巻き込まれた為に、俺も介入した事もあり、交流があった。

 

「妄想と言われても、俺は実際に起きた事しか話していないが」

「あぁ、そうですね、けど、残念ながら、ジブンは妖怪は信じていません!ジブンが信じているのは宇宙人ですから!」

「宇宙人なんて、いる訳ないだろ」

「遠山さんは、黙ってください!」

「そもそも、宇宙人がいたとしても、こんな宇宙船もまだ造られていない場所で、しかもかなり田舎であるこの場所に出てくる可能性はないだろ」

「微妙に否定出来ない事を言わないでください太郎さん!」

 

そうした、雑談を行い続けた。

絶花が望んでいた友人関係が、これなのか。

それは分からないが。

少なくとも、こいつらと一緒にいるのは、悪くない気分だった。

友人というべきか。

悪友というべきか。

だが、その友人が、まさかとんでもない巻き込まれてしまう事になるとは、思わなかった。

次回の王は

  • 妖怪王
  • 機械王
  • 怪獣王
  • 幻想王
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