サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
「んっ」
「あっ、起きた」
疑問を余所に、ようやく起きたのか、オカルンは目を覚ました。
「ここは?ジブンは一体」
「良かったな、オカルン」
「あぁ、本当に良かったよ、身体に可笑しい所は」
「特にないけど、あっ」
オカルンは先程までの出来事を思い出した様子だった。
「そっ、その、ご迷惑をかけました」
「気にするな、まぁ、今はお前の呪いを解く方法を考えるぞ。さすがにさっきので全てが解決したかどうかなんて分からないからな」
俺がそう言うとオカルンは何やら困惑をし始める。
するとオカルンの表情が変わった。
「なんで?」
「んっ?」
何やら、俺の言葉に対しての疑問だろう。
「なんでって、いきなりどうしたんだ?」
「いや、その、ジブンのあの化け物のようになったんですよ、それを」
その言葉に、俺は首を傾げる。
「お前、馬鹿か」
「馬鹿って」
俺の言葉に対して、オカルンは何やら騒いでいるが。
「ダチが困っているんだったら、助けるのは当たり前だろ。何よりも、俺は王様だ。友達が困っているのを助けるのは王様としては当たり前だろ」
「・・・元々は、俺の責任だからな、オカルンが苦しんでいるのも」
俺がそう言い切ると、オカルンは少し驚いた様子を見せる。
そして、オカルンの目元からは涙が流れ始める。
「うぅっ、ありがとうございます」
「おいおい、泣くなって」
そんなオカルンを見て、俺はオカルンに呆れる。
「まぁ、問題は、ターボババアとどうやって勝つかだよな」
「そもそも、ターボババアと戦うって、どうやって」
その言葉に対して。
「一応、ターボババアとかけっこで勝負して、勝てば元に戻せると思うけど」
「そのターボババアって、早いのか」
「・・・時速100キロで走るからな、普通の方法で追いつくのは難しい」
「ならどうすれば」
そのまま俺は腕を組む。
「・・・おそらくは、勝負の鍵となるのは、これかもしれないな」
「これ?」
そう、ライドウォッチを見せる。
ジオウに変身した時を考えれば、かなりの力を持っていると考えても良い。
けれど、それがどんな能力なのか分からない。
「そのライドウォッチにはどんな力が」
「さぁ、分からない」
「分からないって」
俺の言葉に対して、キンジは困惑している様子。
けれど。
「だけど、これが何かしらの力を持ってるのは確かだろ」
「それはそうですけど」
「とりあえず、ここにいる全員でどうやったらターボババアの呪いを解けるか、話し合おうぜ。なんだって」
「なんだって?」
俺は笑みを浮かべながら。
「俺達が組めば、なんか行ける気がする」
「「・・・なんというか、この状況になっても、変わらない」」
「それが、太郎なので」
俺の言葉に対して、キンジとオカルンは呆れて、絶花はため息を吐く。
それと共に、キンジは。
「・・・まぁ、ある意味、お前は変わりないようだったら、良い機会かもな」
「何がだ?」
キンジが、何やら提案をしてくるが。
「お前の持つ、悪魔の駒、一つ、俺にくれ。今回の件は俺の責任もあるからな。そういう意味では俺が自分の身で報酬代わりになる」
「・・・キンジ」
そう、真剣な表情で、問いかけてくる。
けれど。
「・・・そもそも、悪魔の駒って、なんだ」
「えっ?」
「それは、ジブンも疑問でした」
「私も」
「・・・もしかして、俺しか知らないのか、まぁ良いわ、さっき、お前が出した駒だ」
「これか?」
そう、俺は取り出したのを渡した。
それを見つめると。
「兵士か、まぁ良いか」
そうして、キンジはそのまま駒を取り込んだ。
「気になる事は色々あるけど、今はオカルン。お前の呪いをなんとかするのが優先だな」
次回の王は
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妖怪王
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機械王
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怪獣王
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幻想王