サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
俺は、そのまま駒王学園へと辿り着いた。
「おぉ、これはこれは」
少し前まで通っていた中学校とは比べものにならない程の広大な土地。
そして校門から校舎までの道程も遠く、校舎自体も俺の通っている中学校の三倍はある。
ここが駒王学園か。
さすがにレベルが高いな。
「くくっ、面白くなってきたじゃないか」
俺はそのまま、転校の手続きをする為に職員室に案内された。
職員室で担任の先生と少し話をした俺は、そのまま教室へと案内される。
教室に着くと既にクラスメイトが集まっている。
「さて、それじゃ、私が呼ぶまでちょっと待っててくれるかな?」
「はい、分かりました」
俺はドアの前で待つ。
それと共に、俺は笑みを浮かべながら、構える。
「それじゃ、入って来て」
その言葉と共に、俺はドアを勢い良く開く。
「っ!?」
勢い良く開いたドアに、クラスメイト達は一斉に視線を向ける。
さぁ、勝負だぜ?
教室に入ると同時に、一瞬だけクラスの雰囲気が変わる。
俺に向けられた、そんな視線を受けながら堂々と胸を張って立つ。
うん悪くない感じだ。
そして俺は前を見て挨拶を始める。
さあ始めよう。
「これでお前とも縁ができた! 俺の名前は唯我太郎! いずれ王になる男だ! 今日からよろしく頼む!」
そうしながら、自己紹介を終える。
うんまあまあ上手くいったんじゃないか?
周りを見るとやはり全員がポカーンとした表情をしている。
よしよし、掴みはばっちりだな。
さっきまでの緊張や不安なんてもう吹き飛んじまったぞ。
「えっと、太郎君」
「なんだ、先生?」
「その、王様になるってのは、その冗談なのかな?」
「何を言う、本気だ!」
そう、俺の言葉に対して、先生は少し困った様な表情を浮かべる。
「えっと、それはどういう意味なのかな?」
「俺はいずれ王になる男だと言っている!」
俺の言葉にやはりクラスの連中はポカーンとした表情を見せる。
だが構わない。これでやっとスタート地点に立つことができるんだからな。
「あははぁ、どうする」「かなりやべぇ奴じゃないのか?」「王様になるって」
何やら、俺の事をこそこそと言っているが、関係ない。
俺は、構わず自分の席に座る。
そして軽くクラスメイト達を見渡す。
クラスメイトの大半は人間に見えるが、どうも人間だけではなく、別の種族の奴らもいる。
事前に、この駒王街に関しては、聞いていた。
それを踏まえて考えても、なかなかに面白そうだ。
「これは、絶花と会った時には面白い奴らが揃っているかもしれないな」
これからの学園生活に俺は思いを馳せるのだった。
次回の王は
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妖怪王
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機械王
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怪獣王
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幻想王