サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
茅森から話を聞く為に、俺は探した。
学校が終わった後に、今日は何をしているのか分からないが、詳しく話を聞かなければ、始まらない。
そう考えていたのだが。
「よっ、茅森」
「あれぇ、王様じゃん。どうしたの、こんな所で」
俺は軽口を言いながら、茅森に話しかける。
茅森は、いつもと変わらない雰囲気で返事をしてくれたが、そのまま俺は笑みを浮かべる。
「いや、茅森に聞きたい事があってな」
「聞きたい事?何々?」
「茅森って、何か裏で関わっていたりするの?」
「えぇ、どうだろうなぁ、私はそういうのはあんまり詳しくないからなぁ」
「そうか」
俺はそう言いながらも、近くにある岩に座る。
この辺には自動販売機もない為に、飲み物はない。
「まぁ、聞きたい事としては一つあるんだが」
「何?」
「こんな所で、何をしているんだ?誰も来そうにない場所で」
この場所。
それは、オカルンのイチモツが取られたターボババアの噂があった場所。
その場所で、茅森がなぜいるのか。
「・・・ここだったら、思いっきりギターが弾けると思ってね」
「ギターか、俺が出来るとしたら、太鼓ぐらいか?」
「おぉ、良いねぇ、和楽器バンドっていうのがあるからね」
「へぇー、そんなのあるのか」
「まぁ、私が所属していた、ロックバンドでも試した事があるんだ」
「あぁ、そうなんだ」
「うん、そうだよ」
「でもさ、なんで、ここで演奏していたんだ?」
「う~ん、ちょっとした気分転換かな?」
「ふぅ~ん」
そう言いながらも、俺は茅森の方を見る。
「けれど、なんでこんな場所にいたんだ?」
「・・・私も、色々とあったんだよ」
「色々って?」
「色々だよ、色々」
「色々ねぇ」
「そうそう、色々だよ」
茅森は、それ以上は言うつもりがないようだ。
それなら、これ以上は聞く必要は無いかもしれない。
しかし、どうしても気になる部分もある。
「だったらさ、さっさと帰った方が良いと思うぞ」
「なんで、そう思うの?」
「向こうから何か来ているから」
そう呟くと共に、俺は指をさす。
そこには、巨大な蟹がいた。
その蟹を見ながら、俺は慌てなかった。
「・・・太郎は、驚かないの」
「少し前に戦ったからな」
それは、ターボババアが変身した時に取り憑いていた巨大な蟹。
その蟹が、まさか現れるとは、予想外だ。
「戦ったか、それって、あの子達を消すつもりなの」
そう言った茅森の目は、鋭かった。
「・・・誰かを傷つけるならばな、けど、茅森、事情を知っている様子だな」
「・・・まぁねぇ、面倒な仕事をやっていた都合でね」
茅森は、ため息を吐きながら、答える。
「そうか、んじゃ、なんとかするか」
「なんとかって」
「茅森の言葉からしたら、助けたいんだろ」
「そう思ってくれるんだ」
茅森は、俺の言葉を、驚いたように見る。
「嫌か?」
それと共に、俺は既にジクウドライバーを腰に巻き、ジオウライドウォッチを起動させる。
「いいや、ロックで面白そうじゃない」
すると、茅森は両手にはいつの間にか剣があった。
「変身」『ライダータイム!仮面ライダージオウ!』
それと共に、俺はジオウへと変身する。
「それで、茅森」
「何?」
「どうやって、助けるの?」
「・・・さぁ?」
次回の王は
-
妖怪王
-
機械王
-
怪獣王
-
幻想王