サムライガールの幼馴染みは王様を目指す   作:ボルメテウスさん

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3人の戦いの決着

カブトアーマーを身に纏った瞬間。

感じたのは、アギトアーマーとは違う感覚。

それは、まるで周囲の空間が、ゆっくりとした。

 

「鎧を身に纏ったか、だが」

 

土方は、そのまま亡霊を従えさせて、襲い掛かる。

亡霊達の刀。

それに対して、俺は手に持ったジカンギレードを構える。

だが、その構えは、普段とは違い、逆手持ちで。

同時に、迫る亡霊達の攻撃を、逆手持ちで持ったジカンギレードで受け流す。

 

「ふっ」

 

受け流し、そのままカウンターで、流れるように蹴る。

それだけで、簡単に亡霊は消える。

そうしている内に、眼前にいる土方は既に構えていた。

 

「沖田」

「えっ」

「ついて来れるか、俺の速さに」

 

そう、問いかける。

その言葉に対して、沖田は。

 

「…それを誰に言っているんですか」

 

そう、先程までの弱気な態度は、どこか消えていた。

それと共に、土方は、その身体に亡霊を身に纏っていた。

その力は膨大であり、先程まで以上に強いだろう。

けれど。

 

「私は、あの天才沖田総司の娘。そして、その天才を超える剣士ですよ」

「ならば、ついて来いよ」

 

それと共に、俺は既にジクウドライバーに手を伸ばす。

 

「話は終わったか!ならば!!」

 

その言葉と共に、土方は、真っ直ぐとこちらに向かって行く。

それに対して、俺は、そのまま押していく。

 

『フィニッシュタイム!』

 

鳴り響く音声。

同時に、周囲の時間はさらにゆっくりとなっていく。

それを見つめながら、俺は歩く。

 

『カブト』

 

それと共に、真っ直ぐと土方がこちらに向かって、穿つ。

俺に向かって、走っており、土煙が、ゆっくりと舞い上がる。

それと共に、俺は歩きながら、ジクウドライバーの中央のボタンを押す。

そうして、俺は、そのまま土方の後ろに立ち。

 

「ライダー……キック」『クロックタイムブレーク!』

 

それと同時にジクウドライバーを回す。

回したのと同時に、俺の脚に電撃を纏い、そのまま土方の背中に向かって、回し蹴りを放った。

そして。

 

「我が剣の煌めき、受けるが良い!」

 

周囲の光景が、元に戻る。

それと共に、土方の正面に立っていた沖田は、その手に持っていた刀を構え、走り出す。

 

「一歩音超え……二歩無間――三歩絶刀!『無明三段突き』」

 

それと共に、土方に向かって。

三つの突きが同時に放たれた。

 

「がぁぁ」

 

そう、亡霊の、怨念を身に纏った土方は、その身から解放されていく。

それを見つめながら、俺と沖田の間に立つ土方は倒れている。

この戦いを宣言し、その終わりは。

たった3分程だろうか。

けれども、決して短くない3分だろう。

次回の王は

  • 妖怪王
  • 機械王
  • 怪獣王
  • 幻想王
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