サムライガールの幼馴染みは王様を目指す   作:ボルメテウスさん

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堕天使の影

俺は、とりあえず俺を見張っていた小猫先輩と共に近くのコンビニで立ち話をする事になった。

 

「それで、なんで俺を見張っていたのか、教えてくれるか?」

 

それに対して、しばらくは沈黙をしていたが、やがてため息と共に口を開く。

 

「ここ最近になって、この駒王街に堕天使が侵入したという情報が入りました。そして、同時期に入ったあなたが、その一員だと思い、監視していました」

「そうなのか、けど、それって、話しても大丈夫なのか?」

「堕天使と繋がっている可能性も考えましたが、それ以上にあなたからは別の気配がありますから?」

「気配?」

 

それに対して、首を傾げる。

 

「堕天使とは違う何か。あなたは一体何者なんですか」

「いや、さっき言っただろ、唯我太郎。いずれ王になる男だって、小猫先輩」

「巫山戯ているんですか?」

「巫山戯ていないよ、まぁ、王と言っても、今はこれで家臣を集めているけど」

 

そう俺は駒を取り出した。

 

「悪魔の駒、なんで」

「いや、これは悪魔の駒じゃない。王国の駒。

俺が所有している神器だ。悪魔の駒を知っているという事は関係者だな」

 

俺は笑みを浮かべながら言う。

それと共に小猫先輩はかなり警戒をしている様子だ。

 

「だから、言っただろ。俺は王様になるって。その中で家臣は結構面白い奴がいるからな」

 

そうしながら、俺は家臣達の話をする。

 

「妖精だったり、妖怪だったり、かなり個性的な奴らばかりだよ。けど」

 

同時に、俺の中で一番に頼りになる奴は、宮本絶花だ。

 

「英雄の子孫だけどな」

「・・・そうですか」

 

小猫先輩は、そう言って、どこか複雑そうに言う。

 

「それにしても堕天使ねぇ」

「何か心当たりが」

「一年前ぐらいに、俺を襲い掛かってきた奴らの事をね」

 

あの時の事を思い出すと、少しだけムカついてきた。

 

「・・・それにしても、堕天使ねぇ、勝手に入って大丈夫なのか?」

「それは、普通に考えれば戦争になる可能性がありますからね」

「そうか」

 

その言葉を聞いて、俺はこの事は堕天使勢力全体の考えだけではなく、個人での動きだと考えて良いだろうな。

そして、その目的が、もしもあの時の奴らと同じだと考えれば。

 

「・・・ふむ、だとしたら、まずは見つけるか」

「見つけるって、何を?」

「決まっているだろ、その堕天使の奴らだ」

 

どのような目的か分からないが、今日から、俺が住むこの街はいわば、俺の同盟国となる場所だ。

何よりも。

 

「そうと決まったら、まずは調査しないといけないな。とりあえず、こういうのに得意そうな奴を呼ばないとな」

 

今は忙しいけど、来てくれるだろうか?

次回の王は

  • 妖怪王
  • 機械王
  • 怪獣王
  • 幻想王
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