サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
メカキングギドラが来訪した事によって、未来へ行く。
それは、この時代において、彼女達にとっては、酷な事かもしれない。
それでも、この時代で、俺の家臣になった彼女達には来て欲しい。
その答えは。
「私は別に良いよ。それに過去にも、行かなくて良いかな」
「そうなのか?それは、なんで?」
フリーレンからの言葉に対して、俺は首を傾げる。
彼女の目的として、メカキングギドラのタイムトラベルを使って、過去の時代の仲間に会いに行く事。
それが目的だったはずなのに。
「もう、会えたから。君のおかげで」
「・・・俺が?」
その言葉の意味が一体、なぜか。
首を傾げていると。
「君がさっき、呼んでくれたあの幽霊達。彼らが、ヒンメル達だよ」
「えっ」
フリーレンの言葉に対して、驚きがあった。
まさか、彼らがヒンメルだとは。
「うぅん、ゴーストか」
「どうかしましたか?」
「いや」
俺はそうしながら、その手にあるライドウォッチを確認する。
これまで手に入れたライドウォッチの、その力の名。
それは、まるで家臣になっていた彼らの力を、その願いを象徴するように。
けれど、その名前は、何か。
「それで、沖田はどうするんだ?」
「んっ?行きますよ」
俺がそう問いかけると、沖田はまるで当然といわんばかりに返答した。
あまりにもあっさりと言った言葉に対して、さすがに驚きを隠せなかった。
「私は新撰組であり、武士です。そして、武士とは主に仕える者。家臣となった以上は主であるあなたについていく。
当然ですよ」
「・・・俺から言い出した事だが、それは家族との別れになるかもしれないぞ」
「元より、この場所で土方さんと戦う時に、既に別れは告げていましたから」
沖田のその言葉から覚悟を察した。
だからこそ、それ以上は俺は言わなかった。
「そうか、だったら行くとするか」
それと共に、そのままメカキングギドラへと乗り込んでいく。
「・・・そう言えば、確認したい事があったか」
そう、俺達が見つめた先。
そこには、マーリンの姿はなかった。
「・・・色々と知っていると思ったけど、いなかったか」
「というよりも、太郎はこの時代で何をしていたの?」
「まぁ、本当に色々とあったからな。とりあえず話は帰ってからにしよう」
「うっうん」
それと共に、俺達はメカキングギドラに乗り込んでいく。
「それに、俺達は現代に帰ったらやらなければならない事がある」
「やらなければならない事」
「えぇ、そうですね」「うん」
俺のその言葉を察した沖田とフリーレンは頷く。
「それは一体」
そして、3人は同時に答える。
「「「腹が減っているから、すぐに飯を食べなきゃ」」」
「・・・えぇ」
次回の王は
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