サムライガールの幼馴染みは王様を目指す   作:ボルメテウスさん

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ゲイツの神滅器

森の中で、互いに距離を測る。

 

俺は、その手にあるジカンギレードで刃先を真っ直ぐとゲイツに向ける。

 

ゲイツは、その手の、ジカンザックスを構える。

 

ゆっくりと、俺はゲイツを見つめる。

 

これまで戦ってきたどの敵とも異なる。

 

俺と同じ仮面ライダー。

 

それ故に、俺は変に緊張する。

 

そう、緊張による静寂の中。

 

「っ!」

 

先に動いたのは、俺の方だった。

 

手に持ったジカンギレードと共に、踏み込んだ一撃を放つ。

 

対して、ゲイツは、その手に持つジカンザックスで、正面から受け止める。

 

火花を散らしながらも、俺はジカンギレードで攻撃を繰り出す。

 

ただ単純に、力任せの攻撃ではなく、緩急のある攻撃で相手を翻弄しつつ隙を見つける。そして見つけたら今度は相手の懐に飛び込むようにして更に強烈な一撃を叩き込み、最後に蹴りを入れて吹き飛ばす。という戦法だ。

 

しかし、それらの戦法をまるで読んでいたように、ゲイツは簡単に対処する。

 

「ちっ、やっぱり斧だと戦いにくいな」

 

対処を行った後、ゲイツは舌打ちをしながら、呟く。

 

「得意な武器じゃないのに、そんなに戦えるなんてな、すげぇじゃねぇか」

 

その事に俺は思わず笑みを浮かべる。

 

「なんだ、余裕か」

 

「いいや、むしろ、クライマックスはここからだ!」『電王』

 

俺は、瞬時に電王ライドウォッチを起動させ、そのままジクウドライバーに装填する。

 

「はぁ!」『ライダータイム!仮面ライダージオウ!アーマータイム!ソードフォーム!電王!』

 

瞬時に電王アーマーを身に纏った俺は、そのままジカンギレードを構えて突撃を行う。

 

すると、それに答えるかのように、ゲイツも同じようにジカンザックスを持って駆け抜ける。

 

「よっと!」「っ」

 

先程と同じような力任せな一撃。

 

だけど、先程とは違い、俺は、身体から溢れ出る高揚感と共に、斬りかかる。

 

電王アーマー。これを身に纏う事によって、戦いへの高揚感が高まり、普段よりも力を発揮する事が出来る。

 

俺は、そのままジカンギレードで斬る。

 

斬れば、斬る程。

 

その威力はまるで高まり、徐々にだが、ゲイツを圧していく。

 

それは次第に勢いを増し、最後には、押し続ける。

 

「なるほどっ、確かにあいつが言っていたように厄介な相手だ」

 

「どうした!もう終わりか!」

 

俺は、そのまま叫ぶ。

 

対して。

 

「いいや、こちらも本番だ」

 

その言葉と共に、ゲイツが取り出したのは、ライドウォッチ。

 

それも、これまで見た事のないライドウォッチだが。

 

『白龍皇』

 

「んっ?」

 

聞いた事のない名前。

 

疑問に思っている間に、ゲイツはもう片方に、それをセットした。

 

「実験で使えと言ったけど、本当に使えるのか、試してみるか」

 

同時に、ゲイツはそのままジクウドライバーを回転させる。

 

『ライダータイム!仮面ライダーゲイツ!アーマータイム!Divide!白龍皇!』

 

それと共に、ゲイツの姿は一変する。

 

俺のアーマータイムのように、その身体は新たな姿に変わる。

 

その身に纏うのは白い鎧。

 

その背中には、半透明な翼が生える。

 

「なんだ、それは?」

 

「知らないのか」

 

そうしながら、ゲイツは呟く。

 

「まぁ、試してみるか」

 

それと共に、ゲイツはジクウドライバーに装填されている白龍皇ライドウォッチを押す。

 

すると。

 

『Divide』

 

「っ!?」

 

瞬間、感じたのは、力が半減されるような感覚。

 

なぜと疑問に思っている間にも、近づいたゲイツは、その手に持つジカンザックスを叩き込む。

 

俺はすぐにその手に持つジカンギレードを盾にするが、今度は、先程とは正反対に吹き飛ばされる。

 

「ぐっ」

 

「なるほど、正常に稼働しているようだな」

 

「今のは一体」

 

「お前が、知る必要はない」

 

そうしている間にも、ゲイツはそのままジクウドライバーを操作する。

 

『フィニッシュタイム!白龍皇!Divide!タイムバースト!』

 

それと共に、ゲイツの身体から溢れ出る白い光。

 

それを手の平に集めて、そのままこちらに向かって、真っ直ぐと放った。

 

「っ!」『フィニッシュタイム!電王ギリギリスラッシュ!』

 

地面を揺るがし、削りながら迫る光に対して、その手に持ったジカンギレードで薙ぎ払う。

 

刀身が別れ、そのままゲイツの攻撃に対抗するように。

 

けれど、その刀身は、そのまま砕け散った。

 

僅かにスピードを弱めた程度。

 

このままではマズイ。

 

そう考えた時には、俺は光に包まれていた。




今作のゲイツ
今作のゲイツは、アザゼルが過去に見たジオウの姿を参考に造り出した人造神器。
作成を行う際に、ジオウが使っていたアイテムであるライドウォッチに関しての特性に注目した。その結果、未来で造られるはずだったレプリカの人造神器の作成に成功。
ただし、その形を保つ事は難しいが、ライドウォッチに力を納める事によって、再現が可能になった。
以降は、アザゼルの長い人生で僅かに手に入れた神滅器の一部を使ったライドウォッチを生成した。
ジオウが、未だに知らない仮面ライダー達の力を借りる存在。
それに対するように、この世界における神を滅ぼす力である神滅器の力を自在に使えるのが、ゲイツである。
ただし、オリジナルに比べると、多生劣っている部分がある。

次回の王は

  • 妖怪王
  • 機械王
  • 怪獣王
  • 幻想王
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