サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
「という事で、さっそく聞きたいんだが、マーリン。どうやってこっちの世界に来たんだ」
戦いが終わった後、俺達は全員でマーリンを囲んだ。
まさしく、その場から逃がさないように構えていた。
それに対してマーリンは特に慌てる事なく、その手には紅茶を飲んでいた。
「こっちの世界に来た方法と言われても、私はただ我が王の持つ王の駒を目印に転移しただけだからね」
「俺の王の駒を目印に?」
「そうだよ、だからこそ、我が王がライダーの力を初めて使った時には何時も駆けつける事が出来たのさ」
「そうだったの、それじゃマーリンさんも帰り方は分からないという事」
マーリンからの言葉を聞いて、絶花は残念そうに呟く。
「そうだね、けれどこの世界に来た時と同じようにディケイドライドウォッチを使えば、元の世界に帰れる可能性はあるだろう。幸い、私達以外の家臣は元の世界にいるのだから。
それを目印に向かえば、帰還の可能性は十分にあるさ」
「そう言われたら、確かにそうかもしれないけど」
「それじゃ、さっそく使うけど、篠ノ之はって」
すると、篠ノ之は、どこかに連絡をしていた。
その内容は俺達には聞こえなかった。
すると。
「さてっと、それじゃさっそくその異世界にも行ってみようか」
「良いのか?勢いで家臣にしたけど、この世界に帰って来れる保証はないけど」
そう伝えると、篠ノ之は。
「ふふっ、この天災の篠ノ之束さんが実現出来ないと思う?それに丁度、どこかに雲隠れをしたかったからね。それを考えれば、君達と一緒に異世界に行けば、絶対に見つからないから」
「まぁ、それは確かにそうだけどな」
「それに、異世界でファンタジーの要素。それを解析するのを今から楽しみだしねぇ」
「それが、本音か」
「とにかく、早く早く!」
そう、まるで子供のような言葉と共に急かされる。
そう、俺達はディケイドライドウォッチの力を使おうとした。
けれど。
「ライダーの力」
それと共に、これまでの力を使った時の事を思い出す。
『ライダータイム!仮面ライダージオウ!』
これまでの変身する時に聞こえた音声。
ライダーという言葉に、まるで意味があるように。
「今は、元の世界に帰らないとな」『ディ・ディ・ディ・ディケイド!』
それと共に俺は、ディケイドライドウォッチを起動させる。
「さて、こうして別の世界から元の世界へと帰る事になった我が王達。けれど、どうやら我が王の旅先には、どうやら面白い事件があるようだ」
そうして見つめた先には、何やら小さな群衆が見える。
それは、人よりも小さな彼ら。
そんな彼らの前には巨大な機械の巨人が襲おうとしていた。
彼らは、いずれ来る王を夢見るように。
その象徴である、三色の戦士が天を翳していた。
次回の王は
-
妖怪王
-
機械王
-
怪獣王
-
幻想王