サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
ディケイドライドウォッチで、俺達は元の世界へと帰る事にした。
けれど。
「・・・なぁ、ここって元の世界か」
「いや、その、確実に違う世界だと思うよ」
「やっぱり、そう思うよな」
見渡す限り広がっている世界。
それは、俺達が知る世界ではなかった。
一言で言えばディストピア。
文明が滅びたような世界だ。
それらの世界が一体何なのか。
「とりあえずは、他の皆と合流したいな」
そう、俺は隣にいる絶花に尋ねる。
現状、ディケイドライドウォッチの力によって、別の世界へと向かう事は出来た。
だが、その影響で今回は別々の場所へと降り立ってしまった。
すぐにも合流する為にも、動き出したいが。
「手掛かりは全くないけど、どうするの」
「とりあえず、フォーゼアームズで何か」
そう呟いた時、聞こえて来たのは。
「なんだ」
建物が次々と破壊されていく音。
それが一体何なのか分からない。
しかし、ただ事ではない事はすぐに理解出来た。
俺も絶花も同時に構える。
すると、建物の角から出てきた影。
それは複数であったが、見た瞬間に。
「「えっ」」
その存在には、俺も絶花も驚きを隠せなかった。
それは。
「「「わにゃ!わにゃ!わにゃ!!」」」
まるで見た事のない生き物達。
一頭身の丸いオレンジ色の身体に黄褐色の鏡餅のような輪郭の顔に縦長の目をした愛らしい外見をしている。
彼らが慌てて、こちらに逃げている。
「・・・異世界とはいえ、これは予想外かも」
「うっうんって」
そう言っていると、彼らを追っている存在に目を向ける。
そこにいたのは。
「あいつは」
こちらに向かって、走っているのは、以前、クー・シーの1件で出てきた謎の生き物。
奴が、その目から次々とレーザーを放ちながら、襲い掛かっていた。
状況が分からないが。
「絶花、これはどちらが悪者に見える」
「少なくとも、あっちの小さな方が怯えているのは間違いないと思うよ」
「だな、それに奴はこっちにも攻撃しようとしているし」
「うん」
それと共に、俺達は既に答えは決まっていた。
同時に走り出すと共に、俺はすぐにジクウドライバーを起動させ。
「変身!」『ライダータイム!仮面ライダージオウ!アーマータイム!ベストマッチ!ビ・ル・ドー!』
瞬時に、俺はビルドアーマーを身に纏い、そのまま腕に装着されているドリルを真っ直ぐとビームを放つ敵に向かって穿つ。
穿った一撃は、そのまま胴体を貫く。
そのままドリルから手を離し、奴の身体を踏み台に、そのまま飛び上がり。
『フィニッシュタイム!ビルド!ボルテックタイムブレーク!』
その音声と共に、俺は回し蹴りを真っ直ぐと放った。
それによって、奴は吹き飛ばされ、爆散する。
「ふぅ、さて、大丈夫かって」
俺はそう、彼らの方に目を向ける。
すると、彼らは俺の方に群がる。
まさか、敵だと思われているのか。
そう構えていると。
「「「わにゃわにゃわにゃ!!」」」
「んっ?」
それは、まるで祭りを行うように、俺の周囲を囲んでいた。
その状況に困惑を隠せなかった。
「絶花、これは一体、どういう事なんだ?」
「それは、私にも分からないよ」
困惑を隠せない俺と絶花。
すると、その内の一人?が何かを持って来た。
「どうしたんだ、これを?」
渡されたのが一体何か。
俺も絶花も疑問に思いながら見る。
けれど、それは、俺も絶花も想像を遙かに超える代物だった。
「仮面ライダー!?」「漫画」
ボロボロになっている漫画であり、そこにあったのは、飛蝗のような仮面の戦士。
その戦士が活躍しただろうと思われる仮面ライダーというタイトルが、書かれていた。
「太郎、これって」
「分からない、けれど、ここは別の世界だ。だけど、偶然じゃない気がする」
「うん、それは、私も思った」
それが何か。
未だに分からない。
けれど、その鍵は。
「君達、これの事を教えてくれるか?」
すると、彼らは俺達の言葉が分かるのか。
疑問に思っていたが、それに対して、頷くと歩き出した。
まるで俺達を案内するように。
「行ってみよう」「あぁ」
まるで知らないこの新世界で。
俺達は何を知るべきか確かめる為に。
次回の王は
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妖怪王
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機械王
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怪獣王
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幻想王