サムライガールの幼馴染みは王様を目指す   作:ボルメテウスさん

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逢魔時王

「っ!」

 

ワドルディの街に襲い掛かった敵。

それらを対抗する為に、絶花達は戦っていた。

彼らとは、1度、戦った事があり、クー・シーの時に戦った尖兵と似た雰囲気を出していた。

 

「こいつらは一体」

「うわぁ、まさか束さんでも驚きを隠せないよ。これを見たら、確かにISは玩具に見えるねぇ」

「言っている場合か!この数、さすがに対処は難しいぞ!」

 

そうしながらも、キンジもまた周囲を見渡す。

未だに、数が減らない敵。

手持ちの武器はあまりにも少ない。

それでも戦えているのは。

 

「いやぁ、本当に。彼らがいないとかなり難しかったねぇ、あぁ、今度はこっちのパーツをお願いね」

 

そうしながら、束は、ワドルディ達に指示をしていた。

ワドルディ達が行っているのは、束の指示の元。

敵の残骸を拾い、そこから武器へと加工している。

天災と言える束の指示に忠実に従っている彼らの働きぶりはかなり優秀であった。

 

「本当に、この子達の方があっちの世界にいたアホ共よりも優秀だよ」

「言っていないで、次の武器!」

「分かっているよ、にしても、これはマズイね」

 

そうしながら、状況を確認する。

現状、戦況はかなり悪い。

元々、戦力としてあまりにも少なすぎる5人。

束が情報を得て、ワドルディ達のサポートがあるとはいえ。

無限に沸いてくる機械の集団には、不利である事は間違いない。

 

「なんとかしなければ」

 

そう呟いた時だった。

 

「ふむ、これは少し驚いた」

「こんな状況で何をしているんだ、マーリン!」

 

そう、戦いの最中で傍観していたマーリン。

思わず、キンジは怒鳴ってしまうが。

 

「いやぁ、私としても色々と見てきたつもりだけど、なるほど。

まさか、感情によって、ここまで変わるとはね」

「一体何を」

 

そう、キンジが呟いた時だった。

 

「喜びたまえ、我らの勝利だ」

「はぁ何を」

 

マーリンの言葉に疑問に思ったキンジが尋ねようとした時。

その場にいた全員が背筋を凍るような感覚があった。

 

「なんだ」

 

それは、何なのか。

困惑を隠せなかった。

けれど。

 

『祝福の刻!最高!最善!最大!最強王!逢魔時王』

「っ」

 

鳴り響くそれは、何なのか。

 

「何だ、あれは」

 

そう見つめた先に立っていたのは、一つの人影。

それが敵なのかどうか分からなかった。

しかし、黄金に輝きながらも、炎が燃え尽きたような黒が入り交じっているその存在に。

 

「時空が複雑であり、様々な世界が入り交じっている。それ故に、未来からの介入も出来た訳か」

「マーリン、お前、あれを知っているのか」

 

マーリンが、それを知っているように尋ねる。

対して、マーリンは。

 

「何、君達も名前は既に知っているさ。その姿の名を」

「知っているだと、それって」

 

キンジが呟きながらも、絶花は、理解した。

 

「太郎なの」

「えっ」

 

その正体を、理解していたように呟く。

その答え合わせのように。

 

「そう、あれこそがオーマジオウ。我が王がいずれ到達する事になる全ライダーの力を統べる存在だ」

 

それを語り終えると共に、オーマジオウとなった太郎は構える。

その手は、機械の集団に向けて。

 

『ガッチャード』

 

同時に、太郎が、そのまま天に手を向ければ、周囲にいた全ての機械の兵士は空へと向かう。

それが、一体何を意味をするのか。

疑問に思っている間に、その答えは。

 

「なんだ、あれは」

 

そうして、オーマジオウが生み出したのは。

 

「地球を造り出したのか」

 

次回の王は

  • 妖怪王
  • 機械王
  • 怪獣王
  • 幻想王
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