サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
タイムマジーンによる能力を発揮させながら、俺達が向かったのはこの都市で最も大きな城。
テラコマリが言うには、この城の中央へと向かって行く。
「いやぁ、こういうお城って、俺、初めてだから、少しワクワクする。やっぱり、王様と言ったら、こういうお城が良いのかなぁ」
「なんというか、呑気だねぇ、まぁ良いけど」
そんな城にこれから突入する事に対して、俺は満面の笑みを浮かべる。
俺とは反対に、やる気のない響は呆れながらも、そのまま吸血鬼の城に操縦する響。
そして
「やばい、調子に乗りすぎた。これって、確実にヤバい展開になっちゃうぅ」
「これから、もしかして私、結構ヤバい事になっちゃうよねぇ」
そんな俺達の後ろでは今頃になって、どこか落ち込んでいるテラコマリと人が多い場所に向かう事に緊張している絶花が見える。
「まぁ、なんとかなるだろ」
「こうなった以上は覚悟を決めないとね」
「いや、だからって、もうちょっと緊張しないの」
そう、こちらに問いかけるテラコマリに対して。
「特にない!突撃だぁ!」
「あぁ、この脳天気な王様はぁ!」
そうしながら、俺達は、真っ直ぐと城へと突っ込む。
城は先程の壁のように簡単に砕け散り、中に見えたのはこちらを見て驚愕に満ちた目で見る吸血鬼。
そして。
「よぅ、俺の家臣が世話になったな」
それと共に、俺はタイムマジーンからゆっくりと出ると共に吸血鬼に呟く。
俺の姿を見たら、驚いたように目を見開く。
「その姿、まさかっジオウ」
「あぁ、やっぱり有名なの、別にどちらでも良いけど」
先程のテラコマリの話を聞く限りでも俺は自分が思っていた以上に有名であったらしい。
だが、吸血鬼達は、そのまま俺を警戒しながら。
「先程の話が本当ならば、なぜそのような出来損ないをわざわざ家臣にするんだ」
「出来損ない」
その言葉に対して、俺はそのまま、その言葉を放った奴を睨む。
「そうだ、たった一滴の血を飲む事を拒み、名家の血を引きながらも、落ちこぼれである奴をっ」
「ふむ、落ちこぼれか、それが何か関係あるのか」
「なに?」
俺の、その一言に対して吸血鬼は目を見開いた。
そのまま、俺はタイムマジーンから降りると共に、そのまま奴らを見渡す。
「お前達の言う落ちこぼれというのは力だけなのか?吸血鬼という枠組みの中でしか見れない力なんて、俺からしたらどうでも良い」
「どうでも良いだとっ、我らの誇りを踏みにじるつもりか!」
「自分の誇りを維持する為に血を分けた人を手にかけるお前達の心の方こそ俺は気に入らない。あいつにはあいつの面白い所がある。それが分からないお前らじゃ、俺の家臣なんてなれるか」
未だにテラコマリの凄い所を見ていない。
けれど、この短いやり取りで少なくとも俺は、その吸血鬼らしさに拘らない吸血鬼という意味でまだ見ない何かが見えた。
「だから、気に入らないんだったら、かかってこい。吸血鬼とかの誇りを徹底的に潰してやるよ」『キバ』
それと共に、俺は、テラコマリを家臣にした事で新たに得る事が出来たライドウォッチを起動させ、そのままジクウドライバーに装填する。
それと共に俺の言葉に怒りを覚えた吸血鬼達は、その身を蝙蝠や狼。
様々な形に変えて、襲い掛かる。
しかし、それよりも前に、俺はジクウドライバーをそのまま回す。
『ライダータイム!仮面ライダージオウ!アーマータイム!ガブッ!キバ!』
鳴り響く音声と共に、俺に襲い掛かる蝙蝠達。
しかし、それよりも前に俺の身体に一瞬で纏ったアーマー。
そのアーマーは、まるで翼を広げるように、露わになった姿。
「なっ、あれは」「きゅっ吸血鬼だとっ」
俺の変わった姿を見て、驚きを隠せない奴ら。
そして。
「祝え!全ライダーの力を受け継ぎ、時空を越え過去と未来をしろしめす時の王者
その名も仮面ライダージオウ キバアーマー!今、まさしく伝説が覚醒した瞬間である!」
「いや、誰!?」「あっ、マーリンだ」「そう言えば、出てくるね」
「なんか、冷静!?」
タイムマジーンの中で、どうやら、マーリンが現れたようだが、まぁ今は。
「さぁ、気張って行こうか」
次回の王は
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妖怪王
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機械王
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怪獣王
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幻想王