サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
俺が新たな姿、キバアーマーを身に纏うと共に眼前にいる吸血鬼に歩いて行く。
吸血鬼達が各々が自身の吸血鬼の力を発揮していた。
その特徴であるコウモリや狼などに変身を行ったり、魔法を発動し、こちらに攻撃を仕掛けていく。
対して、俺はただ歩いていく。
なぜならば、それはあまりにも無粋というものだ。
「さぁ、踊ろうか? 吸血鬼達」
そのまま、歩いて吸血鬼達へと向かう。
吸血鬼達は各々が吸血鬼の特徴を活かして攻撃してくるが、俺は脚技のみでそれら全てを処理していく。
「フン! ハッ! ハァッ!」
俺は脚技によって吸血鬼の魔法を蹴り飛ばし、狼になった吸血鬼を蹴り飛ばし、コウモリになった吸血鬼を蹴り飛ばす。
それによって吸血鬼達は吹き飛んでいく。
「グハッ!」
「ガハッ!」
「ウハッ!」
吹き飛ばされた吸血鬼達は地面に倒れていく。
それを見て吸血鬼達は動揺を隠せなかった。
「な、何という力だ……」
「吸血鬼である俺達が、これがジオウの力で……」
「こいつ……ただ者ではない!」
「さてと、これで終わりか?」
俺がそう言っていると、吸血鬼の一人が叫ぶ。
「ならば、この俺がお前を倒してやる!」
そう言ったのは、吸血鬼の一人であった。
その吸血鬼は、赤いマントを羽織っており、その下にはタキシードを着ていた。
吸血鬼の王の一人である。
そして、彼が構えを取り、そのまま俺に攻撃を仕掛けてくる。
俺もそれに合わせて構えを取り、攻撃を仕掛ける。
「おぉ、大物か」「言っておれ!」
それと共に、その吸血鬼が俺に向かって、襲い掛かる。
しかし。
「遅いな」「なっ」
俺はその攻撃を容易く躱すと同時に脚から鎖を造り出し、吸血鬼を拘束する。
そして、そのまま吸血鬼を地面に叩き付ける。
「ぐっ!」「はぁぁあ!!」
俺はそのまま脚を振るって、吸血鬼を蹴り飛ばす。
それによって、吸血鬼は壁に叩き付けられる。
「ガハッ!」
俺はその様子を見て、そのままゆっくりと歩み寄る。
「なんだっこの鎖はっ、吸血鬼の力が」「寝てろ」
俺は容赦なく鎖で拘束した吸血鬼を蹴る。
それにより吸血鬼は傷が再生しなかった。
「ぐぁぁあああ!」
吸血鬼は痛みに悶えながら地面を転がっていく。
その光景を見て他の吸血鬼達は動揺する。
「まさかっ」「そんな……」「この力は……」
俺はそれを見下ろしながら静かに言う。
「この俺の鎖は結構頑丈みたいだな? さてと、後は残りの吸血鬼をどうするかだ」
俺がそう言った瞬間、一人の吸血鬼が突然叫びながら飛び出してきた。
「貴様ぁっ!」
その吸血鬼は俺に向けて腕を振り下ろしてきた。
しかし。
「弱いな」「っ」
俺はそれを片手で受け止めた。
「何故だっ」
「貴様は弱い。だから勝てない」
そう言うと俺は拳を受け止めたまま吸血鬼の胸を殴りつける。
それによって吸血鬼は吹き飛んでいった。
「ぐっ!」
その様子を見ていた吸血鬼の一人が叫んだ。
「くそっ、お前達もやるんだ!」
その声を聞いて吸血鬼達が一斉に俺に襲いかかる。
だが、俺はその吸血鬼達を蹴り飛ばし、拳で殴りつける。
それによって吸血鬼達は吹き飛んでいき、壁に激突した。
「がっ!」
「ぐっ!」
「くっ!」
俺はその様子を見て言う。
「さっきも言ったが、お前達は弱すぎる」
「なにをっ」
「血に拘り過ぎて、未知の可能性に挑もうとしない。そんなお前がただ弱いだけでテラコマリを傷つけた。ならば」『フィニッシュタイム!キバ!ウェイクアップタイムブレーク!』
俺は空高く跳び上がり、そのまま吸血鬼に向かって飛び蹴りを放つ。
「はあぁああああああ!!!」
吸血鬼に直撃すると同時に吸血鬼の背後に俺の紋章が刻まれる。
それによって吸血鬼は地面に倒れ込む。
「ぐっ!」
俺は着地すると吸血鬼達を見渡す。
吸血鬼達は全員倒れており、もう立つことが出来そうにもなかった。
「さてと、これで終わりだな」
俺はそう言うと、そのまま倒れている吸血鬼達の元へと歩いていく。
吸血鬼の王は俺を見て、怯えながら後ずさる。
「なっ……なんだ貴様は……」
その言葉に対して、俺は。
「俺はジオウ。いずれ王となる男だ。だからこそ、俺の家臣を民に手を出すつもりならば」
そのまま、睨む。
「お前達は、俺の敵だ」
その宣言を言い放つ。
「ひぃ!」
それが、吸血鬼にとっての誇りが完全に打ち砕かれた瞬間であった。
次回の王は
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妖怪王
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機械王
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怪獣王
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幻想王