サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
吸血鬼達との戦いは俺の圧勝。
ルーマニアの城にいた吸血鬼に関して、俺からの忠告により、人々を襲わせるような真似、テラコマリを暗殺しない事を誓わせた。
その際の吸血鬼達はかなり怖がっていた。
「これって、かなり勢力図が変わったと思うけど」
「そうなのか」
冷や汗をかいているテラコマリを余所に、俺達は食料の準備を行っている。
突然、ルーマニアに来てしまった事もあり、さすがに正規の方法では帰れない為、タイムマジーンでの移動になる。
タイムマジーンは基本的に空を飛べるが、果たしてどれぐらいかかるのか分からない為に準備は必要だ。
「お前さんも、もう少し考えて行動すれば良いが」
「そうだね」
その時、テラコマリは苦笑いをする。
「それにしても、ここでお別れか」
テラコマリは、少し寂しそうに呟く。
「そうなのか?」
「えっ?」
テラコマリの言葉に対して、俺は首を傾げた。
「テラコマリも来ないのか」
「いや、なんでだ?私は元の引きこもりに「あのぉ」んっ?」
そうしていると、メイドだと思われる人物がテラコマリに話しかけた。
「なんだ?」
「いえ、テラコマリ様のお父様からの伝言で、『ジオウの家臣になったら、せっかくだし日本に留学に行っておいで』と」
「・・・はぁ?」
メイドから告げられた父からの伝言にテラコマリは固まる。だが、俺はテラコマリに話す。
「なら、俺がその手続きをしておくよ」
「えっ?ちょっと待て!私は引きこもりをやめて「テラコマリは家臣になるって言ったんだろ?」」
「い、いや……それは……」
俺はテラコマリに問い詰めると、テラコマリは言葉に詰まる。俺はニヤッと笑みを浮かべる。
「なら、約束通り。家臣になって貰うよ」
「うぅ……分かったよ……」
テラコマリは渋々と頷く。
こうして、テラコマリもまた、俺達と一緒に日本へと向かう事になった。
「さて、トラブルは無事に解決する事が出来た我が王達。しかし、そんな我が王が日本へと帰ると共に迎えたのは、最後の家臣との出会い」
それは、俺達が見えない所でマーリンが誰かに話しかけていた。
マーリンの言葉に合わせるように、現れたのは鏡。
その鏡に映し出されたのは、一人の少女。
「響」
その悲しみに合わせるように、鏡の向こうには赤い龍の戦士も映し出される。
「最後の家臣との出会い。それは我が王の持つ全ての駒が揃う瞬間。そして、同時にそれは我が王が進化する瞬間でもある」
その言葉と共に鏡は砕け散る。
砕け散った鏡の向こうに。
そこに立っていたのは、ジオウがより進化したと思われる存在が立っていた。
次回の王は
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妖怪王
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機械王
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怪獣王
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幻想王