サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
「一つ、気になる事を聞いても良いか?」
俺は、そう目の前にいるマーリンに尋ねる。心臓が高鳴り、期待と不安が交錯する。
「何かな、我が王?」
マーリンは俺の質問をまるで知っていたかのように、笑みを浮かべて答える。その笑みには計り知れない知恵と神秘が宿っている。
「俺の持つ王の駒で、ライドウォッチは16個ある。けれど、お前の言うオーマジオウに俺はまだなっていない」
その問いには深い意味が込められている。オーマジオウとは一体何なのか?それは俺が目指すべき王道なのか?
「そうだね、その疑問は最もだ」
マーリンは、その問いに頷きながら再び笑みを浮かべる。その目には知恵の光が輝いている。
「オーマジオウへの道に必要なライダーは19人」
その言葉と共に、マーリンが幻影を見せる。周囲の空気が一瞬静まり返り、緊張感が漂う。
「555、剣、ドライブ」
そこにいたのは3人のライダーが見える。それぞれが個別の姿で存在し、それぞれが俺の前に立ちはだかるように見える。
「三人の仮面ライダーか、けど」
「どうやって、ライドウォッチを手に入れるの、その」
それと共に、王の駒は既に埋まっていた。
つまりは、既に家臣を通して、ライドウォッチを手に入れる事は出来ない。
「ここまでライドウォッチを揃えた君ならば、後は3人のライダーに認められれば、顕現する」
「・・・つまりは」
「君が見せる王の道をね」
君がこれまで通ってきた道を振り返ってみて欲しい、とマーリンは優しい口調で言った。
これまで君が戦ったライダーたちは君を王として認めてくれた。君の力を信じてくれた。
そしてその信じた力がライドウォッチとして君の手に渡ったのだ。
「今度は君が見せる番だよ」
「君自身が、どれだけの王になるのか」
「その道を君が見せることで、3人のライダーもきっと君に力を貸してくれるだろう」
「君がその力を借り受けられるかどうか、それは君自身の行動次第だよ」
マーリンはそう言って微笑んだ。その笑みには期待と信頼が込められている。
「君がこれから歩む道がどんなものになるのか、楽しみだ」
マーリンの言葉は重く、そして優しい響きを持っていた。
その言葉に心を奮い立たせ、俺は決意を新たにする。
これから歩む道は険しいかもしれない。
けれど、俺にはまだやるべきことが残されている。
「さて、では、どうするべきか」
「というか、太郎」
「んっ?」
「お前、来週には転校する事になるぞ、僕達」
そう、オカルンから言われた言葉。
「・・・へっ?」
そう、驚きの声を出したのは、無理はない。
その瞬間、時間が止まったかのように感じた。
オカルンの言葉は、まるで世界がひっくり返るような衝撃だった。
「え? 何それ?」
次回の王は
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妖怪王
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機械王
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怪獣王
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幻想王