サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
後日、リアス先輩と話を行う事が決まった。
その際に、俺達をどこまで話すべきか検討を重ねた。
同時に、その際の護衛に関しても決めていた。
その護衛は。
『ヒーホー、熱い』
「我慢しろ」
ジャアクフロストである。
このジャアクフロストは以外にも身体の大きさを変える事は簡単に行う事が出来、時には巨大化、時には小さくなる事も出来、現在は俺の鞄の中にいる。
それもあって、鞄の中にあるステンレスボトルの中で待機しているのだが、居心地は最悪らしい。
『それにしても、聞きたいんだけど』
「なんだ?」
『待ち合わせ場所って、決めていたのか?』
「全然」
周囲を見渡しても、俺はその場所を見つける事が出来ない。
というよりも、何時、会うのか決めていなかった。
高等部に来たのは良かったが。
「・・・まるで分からない」
目的の人物を探そうとしたが、まるで見つからない。
なぜか、リアス先輩の事を聞いたが、その居場所を見つける事が出来なかった。
さて、どうするか。
そう考えていた時だった。
「はぁ、本当にどうなっているんだ?」
「あそこにいるのは」
そこに立っていたのは、確かあの時、レイレーナに殺された男子生徒じゃないか。
何か悩んでいるようだけど。
「まさかあの時のカップルの片割れとはなぁ」
「えっ」
「んっ?」
随分と遠くにいたと思うが、俺の声に反応した。
すると、そいつが俺の方に来た。
「なぁ、今、カップルって言ったよな!それって俺の事か!!」
「そうだが、一体どうしたんだ?」
「やっぱり夢じゃなかったのか、けど、なんであいつらは覚えていないんだよ」
「ふむ」
これは少々、面倒な事になったかもしれない。
「とりあえず、話を聞こうではないか、先輩」
「先輩って、あれ、そう言えば、お前は?」
「俺か?俺は中等部二年の唯我太郎!いずれ王となる男だ」
俺がそう宣言すると少し微妙そうな顔をしているようだが。
「まぁ、ここまで頭可笑しかったら、良いか」
「聞こえているぞ、それで先輩、名前は?」
「あっそだった、俺は兵藤一誠、高等部の二年だ。つい最近まで彼女がいたはずなんだけど」
「周囲はまるで覚えていないと」
「あぁ、そうなんだ。携帯にも履歴がなくて」
「面倒な事になったな」
聞いている限りでは、証拠隠滅を行った感じか。
「そう言えば、中等部の奴がなんでここに?」
「待ち合わせをしていたんだが、どこにも見つからないからな、丁度良い、先輩の悩み事を解決しようじゃないか」
「解決って、良いのか?」
「なに、民の悩みを解決するのも、王様の仕事だからな、それに」
「んっ?」
1度、殺されたはずの男を、堕天使が見逃す訳がないからな。
「とりあえずは、周囲の記憶が頼りにならないんだったら、その手掛かりを探ろうではないか。
自分自身の記憶とね」
「なるほど」
とりあえずは様子見だ。
今のうちに滅にも連絡しておくか。
次回の王は
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妖怪王
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機械王
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怪獣王
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幻想王