サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
ワドルディたちの情報収集活動は、静かに進んでいた。彼らはまるで影のように駒王町を駆け巡り、不審な動きや事件に関する情報を探していた。
そして、ワドルディたちの一人が衝撃的な情報をもたらした。
「堕天使コカビエルがエクスカリバーを使って、この町を消滅させるつもりだ」
その言葉は、茅森を含む他のメンバーたちを驚愕させた。彼らは互いに顔を見合わせ、事態の深刻さを理解した。
しかし、問題があった。茅森以外のメンバーたちは、それぞれ別の場所で重要な調査を行っていたため、すぐに駒王町に駆けつけることができなかった。
「どうするんだよ?」
「とりあえず、情報を集めてから行動しよう」
彼らは迅速に行動する必要があったが、現時点ではまだ他の勢力についての詳細な情報が不足していた。彼らがどのような意図を持って行動しているのか、またどのような力を持っているのか、一切不明だった。
その中で、茅森はすぐに決意を固めた。
「私はルカメンとして、正体を隠しながら行動する。他のみんなを待っているよ」
茅森は、そういつものように言う。
「けれど」
「あそこにいた面々以外にもいるかもしれないけど、もしもの時があるからね。だから、正体は隠す。という事で、お願いね」
「茅森」
ワドルディ達は頷きながら、茅森の決意を受け入れた。
そして、茅森はルカメンとして行動し、駒王町での危機的な状況を把握し、そして適切な対策を講じることに。
その最中。
「茅森」
太郎は、茅森に声をかける。
通信越しに聞こえる太郎の声に対して、茅森は笑みで見つめる。
「絶対に俺も行く。だから、お前のやりたいようにやれ」
「王様は相変わらずだね、だからこそ、待っているぜ」
その言葉を最後に通信を切る。
それと共に、茅森は、ワドルディ達が言っていた場所へと目を向ける。
「おいおい、ここって、私達が転校する予定の学校じゃないかよ!!」
それと共に、茅森はライドストライカーを走らせる。
ライドストライカーのエンジン音が夜の街に響く。茅森は風を切りながら、目的地である駒王学園へと急行した。彼女の心臓は高鳴り、緊張感が彼女の全身を包む。
学園に近づくにつれて、不気味な静寂が広がっていた。そして、目の前に立ちはだかったのは、巨大な結界だった。
それは周囲の景色を歪ませ、異質な存在感を放っていた。
「それじゃ、ぶち抜くぜぇ!」
茅森の声が風に紛れながらも強く響いた。
彼女の手には既に聖剣が握られていた。
その剣は輝きを放ちながら、彼女が念じると巨大化し、威圧感を増す。
茅森は息を深く吸い込み、覚悟を決めたように結界に突進した。
彼女の速度が極限に達した瞬間、結界が彼女を迎え撃つように震えた。
しかし、聖剣が結界に触れるや否や、それは脆く崩れ去った。
茅森はその隙間を巧みに抜け、結界の内部へと侵入した。
結界の内側では、既に戦いが繰り広げられていた。
魔力の爆発音と閃光が交錯する中、茅森は状況を一瞬で把握した。
堕天使コカビエルの配下である魔物たちが、学園内を荒らしていた。
彼女の視線が敵の一体、巨大なケルベロスに焦点を合わせる。ケルベロスは三つの首を振り回し、周囲に炎を撒き散らしていた。その姿は圧倒的な力強さを示していたが、茅森は怯むことなくその手に持つ聖剣を構えた。
「私!参上!!」
茅森の叫びが戦場に響き渡る。
次回の王は
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妖怪王
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機械王
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怪獣王
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幻想王