サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
「ジオウ?」
まるで、その名を聞いた事のない兵藤は疑問に思った。
だが、それ以外の面々は、その名を少なくとも知っていた。
「部長、ジオウって」
「私もあまり詳しい事は分からないわ。なんだって、あまりにも知られていないのだから」
「知られていない?」
兵藤は疑問に首を傾げる。
「イッセー君の持つ赤龍帝の籠手は伝説でありますが、それ以前にも多くの所有者を持っていました。けれど、ジオウに関しては」
「その正体は、三大勢力も、どの勢力も不明。何もかも謎であるが、それが行った事はあまりにも大きすぎる」
そう、兵藤の近くにいたリアスと姫島が語る最中。
コカビエルは、そのまま太郎へと睨む。
「まさか、ジオウ。お前が現れるとはな」
「うぅん、まぁ、俺は王様だからね、それにあんたがやろうとしている事が気に入らない。だから止める」
「止めるか、良いだろう。神が自身を殺すと分かっていながらも、貴様を殺す為に死後も神器を残した。それ程の相手をここで戦えるのならばなぁ!」
「そうなんだ。けどまぁ、その前に」
太郎は、ジカンギレードを取り出し、そのままウィザードライドウォッチを装填する。
「まずはこの物騒な爆弾から壊すわ」『ウィザード!ギリギリシューティング!』
放たれた一撃。
それによって、コカビエルが仕掛けた魔方陣を破壊した。
それは、魔方陣に籠められたエクスカリバーの力を解放する事で、駒王街を包み込む程の爆発を起こすはずだった物。
それを意図も容易く解除した。
コカビエルは、片手間でそれを行った事に驚きを隠せなかった。
「なに」
「聖剣とか俺はそんな詳しい事は分からないけどさぁ、誰かを守る為に造られたはずの剣を誰かを不幸にするのは使い手次第だと言う。けどさ、その聖剣を作り出した者の思いと聖剣自体の思い。
そのどちらも無碍にして、無辜の民を殺そうとしたお前をとりあえずは倒す」
すると、解放されたエクスカリバーの粒子。
それは、ライドウォッチに吸い込まれていく。
やがて、ライドウォッチは赤く炎のように燃え上がり、新たな顔を見せる。
「それが、聖剣の意思だからな」『セイバー』
新たな力、セイバーライドウォッチを起動させると共にジクウドライバーに装填すると共に。
「変身」『ライダータイム!仮面ライダージオウ!アーマータイム!烈火抜刀!セイバー!』
鳴り響いた音声と共に、太郎の身体も変化する。
右腕には巨大な炎を思わせる刀身と炎のエンブレム。
そして、右側を中心に炎の龍がアーマーのように纏う。
まさしく、炎の龍がその身に宿したような姿に、太郎はなった。
同時に。
「祝え!全ライダーの力を受け継ぎ、時空を越え過去と未来をしろしめす時の王者!その名も仮面ライダージオウ セイバーアーマー。また一つ、ライダーの力を継承した瞬間である!」
太郎の横に現れたマーリンの祝いの言葉。
「えっと、あの、誰ですか、あの白いお姉さんは」
太郎の横に現れたマーリンに対して、太郎達を除いた全員が疑問に首を傾げた。
「今回は早かったな、そう言えば」
「おっと、我が王、それ以上はいけないな。何よりも、今は」
「・・・そうだな、今は奴を倒す事が先決だな」
そう、コカビエルに、右腕と一体化している刀先を向ける。
「さぁ、物語の結末を決めようじゃないか」
次回の王は
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妖怪王
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機械王
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怪獣王
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幻想王