サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
俺達が会議を行う最中に帰ってきたマーリン。
彼女から出てきた「戦争」という単語に対して、その場にいた全員が首を傾げてしまう。
「戦争って、またいきなりの話題だな?」
「まぁ、正確に言うと今回のコカビエルが引き起こした事件によって、別の形での戦争が起きたと考えて良いかな」
マーリンの言葉に対して、俺達はさらに首を傾げる。
「その戦争ってのは?」
俺はマーリンに尋ねた。
「三大勢力の間での戦争だよ」
「三大勢力?それは何のこと?」
茅森が聞き返す。
「天使と堕天使、そして悪魔の三大勢力のことさ」
マーリンが答えると、俺達は唖然とした。
「そんな大規模な戦争が起きるのか?」
「そうさ。今回の事件はコカビエルが引き起こしたものだが、彼が行おうとしていた計画はもっと大きなものだった。それを阻止したことで、三大勢力のバランスが崩れてしまったのさ」
「それは大変だな」
俺は思わず呟いた。
「だからこそ、そのバランスを保つ為に和平を行う。けれどねぇ、そんなこれまで戦争をしていた勢力同士がいきなり和平を結ぶのは難しいからね。きっと反対勢力も出てくる」
「反対勢力って誰のことだ?」
茅森が再び尋ねる。
「それはわからない。ただ、三大勢力の中で和平に反対する勢力が出てきたとすれば、戦争は避けられないだろうね」
「つまり、俺たちがコカビエルを倒したことによって、この街だけでなく世界全体に影響が出るってことか?」
俺は驚きながら言った。
「そういうことさ。だからこそ」
マーリンは不敵な笑みを浮かべる。
「我が王も三大勢力の和平を行う為の会議に参加しようと思う」
「えぇ、俺が?」
それに対して、俺はマーリンに尋ねる。
「いずれ王になるんだったら、必要でしょ」
「まぁ、それは良いけど、俺一人だけ?」
「いやぁ、それはないよ、家臣達も一緒に行くけど」
「・・・とりあえず、茅森、お前は出るな」
そうしていると、キンジは呟いた。
「なんで?今回の中心人物だよ私!」
「いや、お前と太郎の二人が揃った時の暴走具合を考えたら、当たり前だろ!」
「「・・・そうなの?」」
俺と茅森が質問すると、その場にいた全員が頷いた。
「・・・それじゃ、メンバーは」
そうしながら、俺がメンバーを選んでいる時だった。
「こうして、三大勢力の和平会議に参加する事になった我ら。その三大勢力には、どうやら予想外の存在が現れるようだね」
それと共に、何もない空間。
そこから飛びだした一つの影。
それは暗闇の中で緑色の光で発光しており、それは、俺達が使用していたタイムマジーン。
そして。
「ここが過去の」
それと共に出てきたのは、紅髪の青年。
彼は、その手には、俺達が持っているライドウォッチとは異なる形をしていた。
次回の王は
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妖怪王
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機械王
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怪獣王
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幻想王