サムライガールの幼馴染みは王様を目指す   作:ボルメテウスさん

323 / 705
正体を明かさない訳

「正体を明かさない理由を聞いても」

 

俺の言葉に対して、アザゼルは気になって、問いかけてきた。

それに対する答えは。

 

「誰が敵で、誰が味方が分からなくなったからな」

「それは、この場にいる全員を疑っているという事かい?」

「そうとも言えるが、そうとも言えない」

「どういう意味でしょうか」

 

俺の言葉が気になった一同が次々と聞いてくるが。

 

「ウォズに聞きたいけど、俺の持つオーマジオウの力。それを奪ったのは誰か分かるか?」

 

そのまま、ウォズの方へと質問をした。

それに対して、ウォズは首を横に振る。

 

「残念ながら、それは誰も分からない。正直に言えば、その人物を知っていれば、俺はジオウを殺すつもりはない。なぜならば、彼自身については未来で知っているからこそ、その人柄であんな未来にならないと知っているから」

「・・・つまりは」

「今、俺のオーマジオウの力を狙っているのが、誰だか分からない状態で、俺の正体を明かしたら、ウォズの言う最悪な未来に辿り着く可能性があるっていう事」

 

俺は、そう宣言する。

それに対して、アザゼルはため息を吐く。

 

「そんな訳ないだろって言い切れないからな」

「・・・幾ら、和平になったとはいえ、それはここにいる全員が同意したとは限らない」

「もしくは、我々を通じて得た、他の勢力の可能性もあると」

「あぁ、だから明かせない、けれど」

 

それと共に、俺は告げる。

 

「オーマジオウの力を手に入れた時には、話が違うからな」

「結局は、そこか。一応聞くが、オーマジオウの力を手に入れた後なのか、それとも前なのか?」

「・・・話によれば、力を手に入れた直前らしいけど、それ以外は」

「・・・ならば、決まりだな、こちらからお前の正体は探らない。けど、お前への接触はどうすれば良いんだ」

「んっ、そうだなぁ、ゲイツを通じて、頼んだら」

「俺が?」

「だって、ゲイツは知っているだろ、俺の素顔」

「それは、本当なのか?」

 

すると、ゲイツは少し考えると共に。

 

「あの時のか、それだったら」

「だったら、今後はこいつを通じて、ジオウに頼み事をするしかないな」

「・・・面倒な事になったな」

 

そう言いながら、ゲイツはため息を吐く。

 

「だったら、さっさと帰るよ」

 

すると、響はそのまま立ち去ろうとしていた。

 

「・・・立花響」

 

アザゼルが、響を呼び止める。

 

「・・・何」

「すまなかった、こちらの勝手な都合でお前の人生を無茶苦茶にして」

 

それと共に、アザゼルは響に頭を下げた。

対して、響は。

 

「・・・今は、ジオウのおかげでなんとかなっているから」

 

それだけ言い、俺はディケイドライドウォッチを起動させて、そのままオーロラカーテンを召喚し、そのまま立ち去った。

次回の王は

  • 妖怪王
  • 機械王
  • 怪獣王
  • 幻想王
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。