サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
「正体を明かさない理由を聞いても」
俺の言葉に対して、アザゼルは気になって、問いかけてきた。
それに対する答えは。
「誰が敵で、誰が味方が分からなくなったからな」
「それは、この場にいる全員を疑っているという事かい?」
「そうとも言えるが、そうとも言えない」
「どういう意味でしょうか」
俺の言葉が気になった一同が次々と聞いてくるが。
「ウォズに聞きたいけど、俺の持つオーマジオウの力。それを奪ったのは誰か分かるか?」
そのまま、ウォズの方へと質問をした。
それに対して、ウォズは首を横に振る。
「残念ながら、それは誰も分からない。正直に言えば、その人物を知っていれば、俺はジオウを殺すつもりはない。なぜならば、彼自身については未来で知っているからこそ、その人柄であんな未来にならないと知っているから」
「・・・つまりは」
「今、俺のオーマジオウの力を狙っているのが、誰だか分からない状態で、俺の正体を明かしたら、ウォズの言う最悪な未来に辿り着く可能性があるっていう事」
俺は、そう宣言する。
それに対して、アザゼルはため息を吐く。
「そんな訳ないだろって言い切れないからな」
「・・・幾ら、和平になったとはいえ、それはここにいる全員が同意したとは限らない」
「もしくは、我々を通じて得た、他の勢力の可能性もあると」
「あぁ、だから明かせない、けれど」
それと共に、俺は告げる。
「オーマジオウの力を手に入れた時には、話が違うからな」
「結局は、そこか。一応聞くが、オーマジオウの力を手に入れた後なのか、それとも前なのか?」
「・・・話によれば、力を手に入れた直前らしいけど、それ以外は」
「・・・ならば、決まりだな、こちらからお前の正体は探らない。けど、お前への接触はどうすれば良いんだ」
「んっ、そうだなぁ、ゲイツを通じて、頼んだら」
「俺が?」
「だって、ゲイツは知っているだろ、俺の素顔」
「それは、本当なのか?」
すると、ゲイツは少し考えると共に。
「あの時のか、それだったら」
「だったら、今後はこいつを通じて、ジオウに頼み事をするしかないな」
「・・・面倒な事になったな」
そう言いながら、ゲイツはため息を吐く。
「だったら、さっさと帰るよ」
すると、響はそのまま立ち去ろうとしていた。
「・・・立花響」
アザゼルが、響を呼び止める。
「・・・何」
「すまなかった、こちらの勝手な都合でお前の人生を無茶苦茶にして」
それと共に、アザゼルは響に頭を下げた。
対して、響は。
「・・・今は、ジオウのおかげでなんとかなっているから」
それだけ言い、俺はディケイドライドウォッチを起動させて、そのままオーロラカーテンを召喚し、そのまま立ち去った。
次回の王は
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妖怪王
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