サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
アナザードライブの能力は未だに分からない。
先程、僅かに接触した程度で分かったのは、周囲の時間をゆっくりとさせる。
その程度でしか分からず、そのゆっくりとした空間では、アナザードライブ自身は通常の速さで活動する事が出来る。
今、現在。
俺がこうして動けるのは、アナザードライブが出す空間よりも早く動く事が出来るカブトアーマーを身に纏っている。
けれど、それだけだ。
「とりあえず、俺が牽制するから、なんとか策を考えてくれよっと」
俺はそれだけ言い、手に持ったジカンギレードと共にアナザードライブへと接近する。
アナザードライブもまた、俺の接近に気づくと共に、左腕を構える。
左腕には、車のドアを思わせる盾を持っていた。
その盾の内側から、タイヤが勢いよく飛び出す。
タイヤは回転しながら俺へと襲い掛かる。
その攻撃を躱しつつ、俺はジカンギレードを振るう。
ジカンギレードの刃は、アナザードライブの盾に接触し、火花を散らす。
それと共に、俺の手に衝撃が伝わる。
だが、その衝撃を無視して、俺は盾へと剣を押し込む。
その衝撃で盾が僅かに浮き上がり、隙間が出来る。
そこに、俺はジカンギレードを叩きこむ。
盾の隙間からジカンギレードの刃が突き抜ける。
俺はそのまま剣を振り抜く。
だが、刃がアナザードライブの体を傷つける事は無かった。
盾を破壊する事も出来ず、アナザードライブは俺から距離を取る。
俺は手にしたジカンギレードを構えながら、アナザードライブへと視線を向ける。
「これは、まずいかも」
先程の攻防で分かった事。
それは、未だに決定打が足りない事。
カブトアーマーの最大の能力は、クロックアップによる超高速移動。
目にも止まらない速さでの移動を行う事が出来、その空間での活動こそが、カブトアーマーの最大の力。
しかし、それが封じられたら。
「どうすれば」
そう考えていた時だった。
『ダイナマイトサンシャイン!』
鳴り響いた音声。
それと共に、俺達の身体に襲い掛かったのは強力な重力。
「なにがっ!」
「重加速は、時間の流れが遅くなったように感じられるだ。ならば、俺が造り出した重力場で、その空間の動きをより遅く出来る。動くには相当強い力が必要だけどな」
「そういう事だ!」『マンゴーアームズ!Fight of Hammer』
すると、俺の横に通ったのはバロン。
その手には、マンゴーを思わせる重量級メイスを引きずって、歩く。
本来ならば、素早い動きをするアナザードライブには不向きな武器だ。
だが、ギンガが作り出した重力場によって、動きが封じられたアナザードライブには。
「はぁぁ!」「ぐっ!」
有効な攻撃手段となる。
「だったら、俺も!」『アーマータイム!KAMEN_RIDE! ワーオ!!ディケイド! ディケイド! ディケイドー!!』
すぐに俺は、ディケイドアーマーへと変わる。
それと同時に、手に持つライドヘイセイバーの針を。
『ヘイ!ドライブ!デュアルタイムブレーク!』』
それを操作して、高速で回転する。
俺はそのまま、アナザードライブへと突っ込み。
「はぁぁ!」
「ぐっ!」
ライドヘイセイバーを振るい、アナザードライブを斬り裂く。
ドライブの力が込められた一撃の為、アナザードライブには、大きなダメージを受けているのが目に見えて分かる。
そして。
「これで、終わりだ!」『フィニッシュタイム!ヘイ!仮面ライダーズ!ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!ヘヘヘイ!セイ!ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!ディディディディケイド!』
『ギガンティックギンガ』
『カモン!マンゴースカッシュ!』
それと共に、俺は「ヘイセイ」の文字とライダーズクレストが描かれた20枚のカード型エネルギーを纏ったヘイセイバーで切り裂く。
ギンガは、強力な破壊光弾として叩き付ける。
バロンは、エネルギーを纏わせたマンゴパニッシャーをアナザードライブに叩き込む。
3人の必殺の一撃が、アナザードライブに命中する。
その結果。
アナザードライブは吹き飛ばされ、そのまま爆発する。
その爆発と共に、アナザードライブはその姿を消す。
それと同時に、俺達の動きが阻害していた重力場も消える。
俺はそのまま、ライドヘイセイバーを片手に地面へと着地する。
「本当に、色々と怠い」
そう、長い間、重力の中にいた事で疲れがどっと襲ってきた。
次回の王は
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