サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
家の中の状況を見る限りでは、かなりまずいと感じるな。
「あなたのおかげで、最悪な状況にはならなかったようね」
その言葉の意味に関してすぐに理解出来た。
どうやら、俺の言葉を聞いて、すぐに兵藤先輩の無事を確認する為にここに来たらしい。
「それは良かった。けれど」
「えぇ、まずい状況なのは変わりないわ」
その言葉に関しても理解する。
「さて、既に堕天使が複数、こちらに迫っている。おそらくは奴らだろうな」
滅もまた、それを察したように呟く。
「朱乃、イッセーを回収次第、本拠地に帰還するわ。ジャンプの準備を」「はい」
それと共に、既に彼らも撤退の準備を行っている。
「部長!あの子も一緒に!」「無理よ、魔法陣を移動できるのは悪魔だけ。しかもこの魔法陣は私の眷属しかジャンプは出来ないわ。だから」
そう、俺の方へと目に向ける。
「心配する必要はない。元々、俺達も、俺達で行動するつもりだったからな」
それと共に、兵藤先輩を心配そうに見ていたシスター。
見る限りだと、あの堕天使と同じ組織に所属しているらしいが、あまりにも合わなすぎる。
「太郎、こんな事を、頼むのは馬鹿かもしれないけど」
「別に構わない」
俺としては、これはある意味、目的を達成できる可能性があるから。
元々、奴らの事についてを知りたいと思っていた。
「そこのシスターに一つ聞きたい事がある」
「はっはい、なんでしょうか」
「シスター、君の望みはなんだ?望み次第だがな」
「望みでしょうか、それは、その」
「安心しろ、兵藤先輩ならば、助かるからな」
そう言った時、迷いはある様子だった。
既に周囲には堕天使も迫っている。
「…その、こんな事を言うのは可笑しいかもしれませんが」
そうしている間にも、堕天使は迫る。
狂った神父は、滅が軽くあしらう。
「友達が、欲しいです」
「っ」
その一言は、俺の行動は決めるのに十分すぎた。
「滅!」
「あぁ、了解した」
それと同時に新たなアイテムを取り出す。
『ウィング』
「はい?」
それに対して、何やら驚いている様子の神父を他所に、腰にあるドライバーにある物を入れ替える。
同時に。
「ふんっ」『フォースライズ!フライングファルコン!Break down.』
鳴り響く音声。
それと同時に、滅の姿が変わる。
これまでの滅のアーマーに、新たに加わった要素。
それは、背中に翼が生える。
「へっ」「ふんっ!」
それと同時に、滅は、そのまま神父を蹴り飛ばす。
同時に、そのまま俺達を掴む。
「捕まれ」「おうよ、ほら!」「えっえぇ!?」
俺はそのままシスターを抱え、滅の腕を掴む。
そのスピードは凄まじく、そのまま炎蹄の元に辿り着くと共に、その背に乗る。
「さて、あとは」
同時に、その手には先程まで変身に使っていたプログライズキーを、アタッシュアローに装填し、そのまま放つ。
放たれた矢は、無数に分裂。
同時に、その先にいた堕天使へと向かって行く。
「さて、さっさと逃げるぞ!」
その言葉と共に、俺達は、すぐにその場から去っていった。
次回の王は
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