サムライガールの幼馴染みは王様を目指す   作:ボルメテウスさん

34 / 704
脱出の隼

家の中の状況を見る限りでは、かなりまずいと感じるな。

 

「あなたのおかげで、最悪な状況にはならなかったようね」

 

その言葉の意味に関してすぐに理解出来た。

どうやら、俺の言葉を聞いて、すぐに兵藤先輩の無事を確認する為にここに来たらしい。

 

「それは良かった。けれど」

「えぇ、まずい状況なのは変わりないわ」

 

その言葉に関しても理解する。

 

「さて、既に堕天使が複数、こちらに迫っている。おそらくは奴らだろうな」

 

滅もまた、それを察したように呟く。

 

「朱乃、イッセーを回収次第、本拠地に帰還するわ。ジャンプの準備を」「はい」

 

それと共に、既に彼らも撤退の準備を行っている。

 

「部長!あの子も一緒に!」「無理よ、魔法陣を移動できるのは悪魔だけ。しかもこの魔法陣は私の眷属しかジャンプは出来ないわ。だから」

 

そう、俺の方へと目に向ける。

 

「心配する必要はない。元々、俺達も、俺達で行動するつもりだったからな」

 

それと共に、兵藤先輩を心配そうに見ていたシスター。

見る限りだと、あの堕天使と同じ組織に所属しているらしいが、あまりにも合わなすぎる。

 

「太郎、こんな事を、頼むのは馬鹿かもしれないけど」

「別に構わない」

 

俺としては、これはある意味、目的を達成できる可能性があるから。

元々、奴らの事についてを知りたいと思っていた。

 

「そこのシスターに一つ聞きたい事がある」

「はっはい、なんでしょうか」

「シスター、君の望みはなんだ?望み次第だがな」

「望みでしょうか、それは、その」

「安心しろ、兵藤先輩ならば、助かるからな」

 

そう言った時、迷いはある様子だった。

既に周囲には堕天使も迫っている。

 

「…その、こんな事を言うのは可笑しいかもしれませんが」

 

そうしている間にも、堕天使は迫る。

狂った神父は、滅が軽くあしらう。

 

「友達が、欲しいです」

「っ」

 

その一言は、俺の行動は決めるのに十分すぎた。

 

「滅!」

「あぁ、了解した」

 

それと同時に新たなアイテムを取り出す。

 

『ウィング』

「はい?」

 

それに対して、何やら驚いている様子の神父を他所に、腰にあるドライバーにある物を入れ替える。

同時に。

 

「ふんっ」『フォースライズ!フライングファルコン!Break down.』

 

鳴り響く音声。

それと同時に、滅の姿が変わる。

これまでの滅のアーマーに、新たに加わった要素。

それは、背中に翼が生える。

 

「へっ」「ふんっ!」

 

それと同時に、滅は、そのまま神父を蹴り飛ばす。

同時に、そのまま俺達を掴む。

 

「捕まれ」「おうよ、ほら!」「えっえぇ!?」

 

俺はそのままシスターを抱え、滅の腕を掴む。

そのスピードは凄まじく、そのまま炎蹄の元に辿り着くと共に、その背に乗る。

 

「さて、あとは」

 

同時に、その手には先程まで変身に使っていたプログライズキーを、アタッシュアローに装填し、そのまま放つ。

放たれた矢は、無数に分裂。

同時に、その先にいた堕天使へと向かって行く。

 

「さて、さっさと逃げるぞ!」

 

その言葉と共に、俺達は、すぐにその場から去っていった。

次回の王は

  • 妖怪王
  • 機械王
  • 怪獣王
  • 幻想王
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。