サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
ロード・バロンと巨大邪神14。
二つの脅威を退ける事に確かに成功した。
脅威を終えた後、俺と絶花が向かったのは剣崎さんの元。
「・・・剣崎さん」
剣崎さんもまた、こちらの方を見る。
その際に、彼は俺の横にいる絶花を見て、驚いている。
「まさか、君がそのようなライドウォッチの使い方をするとはね」
「・・・駄目でしたか」
すると、剣崎さんは、すぐに首を横に振る。
「いいや、この使い方は俺が知っているジオウも行っていない。そして、それは君が新しい道だと思えて、嬉しいよ」
その言葉と共に、剣崎さんは、その手にあるライドウォッチをこちらに渡す。
そこに刻まれている顔はブレイド。
剣崎さんのライダーとしての力だろう。
そして、それを受け取るという事はブレイドの歴史を引き受ける事になる。
「良いんですか」
そう尋ねる。
すると、剣崎さんは頷いて答えてくれる。
「あぁ、頼む」
それと共に、俺はブレイドライドウォッチを受け取った。
受け取ったライドウォッチから、ブレイドの歴史の重さを感じた。
重圧が凄まじい。
それほどに、この歴史は重たいのだと思わせる程の物だ。
同時に、これまでのライダー達の歴史が詰まったライドウォッチ。
俺だけでは到底背負えない程に重たくなった。
だけど、隣には絶花がいた。
彼女がいてくれるだけで、安心出来たのだ。
彼女のおかげで、少しだけ楽になれた気がした。
だからこそ。
「大丈夫だよ。私達が付いているから」
彼女は優しく微笑みながら言ってくれる。
そんな彼女の笑顔を見て俺も思わず笑ってしまった。
その笑顔を見ると自然と勇気が湧いてきた。
「・・・それにしても、これからあと二人の力を受け取らないといけないからな」
「・・・それに関しては、少し問題がある」
「えっ?」
すると、剣崎さんが困ったように呟く。
「実は、555とドライブの二人は君への継承は問題ないと思っているらしい」
「・・・えぇ」
その言葉に、少しだけがっくりとする。
けれど、それだとなぜ困ったような顔を。
すると。
「だが、ジオウの道へと行く為には君だけではない。ゲイツとウォズ。この二人もまたな」
「二人も?」
その一言に対して、俺は疑問に思った。
「ゲイツとウォズって、俺がいたからこそ生まれたライダーじゃないのか?」
それに対して、剣崎さんは笑みを浮かべる。
「まぁ、それもある。けれど、おそらくはジオウという存在にはきっと彼らが必要になった。だからこそ生み出されたんだと思う」
その話を聞くと、俺は困惑を隠せなかった。
同時に。
「・・・果たして、一体どういう試練があるのか」
次回の王は
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妖怪王
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怪獣王
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幻想王