サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
「それにしても、まさかあなたとこうして会うとは思いませんでしたよ乾巧」
「その声」
その異形の正体を、乾巧は察していた。
眼前にいる歪められたファイズ。
アナザーファイズの正体に、乾巧はその言葉で理解した。
「まさか、お前か、村上」
アナザーファイズの正体を既に察したように見つめる。
対して、村上は気にした様子もなく。
「まさかお前がこうして蘇るとは思わなかったよ」
「私自身、あのオーマジオウに従うのは癪です。だが、ファイズの歴史の顛末を聞けば、それを防ぐ事こそが私の使命ですから」
「・・・」
その一言に心当たりがあるように乾巧は顔を歪ませる。
「乾巧!お前のせいで消え去るオルフェノクの繁栄した未来をな!」
呟いた言葉に対して、心当たりがあるように頷く。
だが。
「それでも戦うさ」
そう、乾巧の代わりに幾瀬がそれに答える。
「これまで殺してきた人の思いを背負って戦う。だからこそ、俺は」『ゲイツリバイブ!剛烈!』
それと共に起動させたライドウォッチ、ゲイツリバイブライドウォッチ。
そのまま、ジクウドライバーに自身のゲイツライドウォッチとゲイツリバイブライドウォッチを装填する。
「・・・なるほど、人間にしては中々の逸材ですね。だが、オルフェノクではないのは残念だ」
「人間だろうと、それ以外の存在だろうと関係ない。俺は、この罪を背負ってでも、あの時の後悔を繰り返さない」
そうして、幾瀬は構える。
「変身!」『ライダータイム!仮面ライダーゲイツ!パワードタイム!リ・バ・イ・ブ剛烈!剛烈!』
新たなゲイツの力。
それは炎を纏い、勇猛果敢に戦う騎士を彷彿とさせる姿。
そこに現れたゲイツリバイブ剛烈は、その姿を誇示するかのように仁王立ちしていた。
全身を覆うオレンジ色の装甲は、太陽の輝きを反射して眩しく光り輝く。まるで炎そのものが鎧となったかのような見た目であり、その表面には鋭角なデザインが施され、まるで刃物が融合しているかのようだ。
胸元には砂時計を思わせるマークがあり、それがゲイツリバイブであることを強調していた。
「・・・なるほど、このまま放っておくのは危険そうですね」
「そうかよ、けど、俺も同じ意見だからな」『Standing by』
そうして、幾瀬の横に立つ乾巧もまた、その手にあるファイズフォン20Plusを起動させる。
「それは」
「お前が知らないファイズ、それは聞いていないようだな」『Complete』
それと共に乾巧も再びファイズへと変身する。
だが、それは。
「私の知らないファイズだと」
村上は、ゆっくりと構える。
次回の王は
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