サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
ジオウ、ゲイツ。
二人が試練を受けている時、ウォズもまた、目の前にいる相手に目を向けている。
「・・・あなたは一体」
眼前に現れた人物に対して、ウォズは警戒しながらも尋ねる。
静寂が一瞬、まるで風を切る音さえも止まってしまったかのように感じられる。突如として現れたその車体は、太陽の光を受けて眩しいほどに輝き、白と赤が調和する独特のカラーを纏っていた。オープンカーの車体から吹き抜ける風が、周囲の空気を掻き乱すように舞い上がり、一気に緊張感を高める。
扉がゆっくりと開き、そこから現れるのは黒いスーツを纏った男。彼の存在感は圧倒的であり、周りの全てを支配しているかのようだ。その冷徹な表情は鋭い眼光を放ち、周囲の一切を見逃さないという意志を感じさせる。
彼の足取りは軽やかだが、同時にその動きには無駄がない。静かな自信に満ちた佇まいと相まって、まるでこの場所にふさわしくない程の威圧感を漂わせている。一歩ずつ近づくにつれて、その圧倒的な存在感がさらに際立ち、ウォズは言葉もなくその姿を見つめていた。
この男が何者であるのか、その正体はまだ謎に包まれている。しかし一つだけ確かなことは、彼がただ者ではないということだ。ウォズは一瞬も目を離すことなく警戒心を高め、未知なる強敵との遭遇を覚悟した。
周囲の空気が再び動き出す中、ウォズは静かに深呼吸し、その男に対して言葉を発することもなく対峙する。これから繰り広げられる戦いがどんな結末を迎えるのか、それは誰にも予測できない。
「お前が、仮面ライダーウォズか」
そうしながら、男はウォズに対し語りかける。
「お前は一体何者なんだい?」
その声は低く響き渡り、まるで大地が震えるような迫力を持っている。彼の問いかけに対するウォズの返答もまた冷静沈着で、一切の動揺を感じさせない。
男の表情は微動だにせず、その視線はウォズをしっかりと捉えたままだ。
「ジオウに託すべき俺の仲間の力を、お前がジオウの仲間として相応しいかどうか、確かめる」
それと共に、男はスーツの下に隠されていた物を見せる。
そこにあったのは、風車が埋まったベルト。
「ベルト」
「変ッ身!」
ゆっくりと構えると共に、男の叫び。
同時に、男の身体は電撃を纏い、姿が変わっていく。
男の姿が変貌していく様子はまさに圧巻だった。暗闇の中で燃える炎のようなダークトーンのカラーリングが全身を覆い、その姿はどこか神秘的でありながらも恐ろしいまでの威圧感を放っていた。風車が埋め込まれたベルトが光り輝き、男の身体に新たな力が宿っていく。
次第に姿を現す仮面ライダーは、その名に相応しい異彩を放つ存在であった。暗い色合いの中に散りばめられた金色が、まるで夜空に煌めく星々のように輝いていた。そして首には豪華な金のマフラーが巻かれ、その存在感は他の何者にも劣らない。
鍛え上げられた筋肉がしっかりと浮き出ていた。その動作には一切の無駄がなく、一挙手一投足が計画的かつ効果的なものであった。周囲の空気さえも彼の意のままに操るような圧倒的な存在感を放ち、その視線は一切の隙を見せることなくウォズを捉えていた。
ウォズはその姿を目の当たりにし、一瞬の間も無く警戒心で構える。
「お前は一体」
その名を尋ねると。
「仮面ライダー3号。お前と同じ、三人目のライダーだ」
次回の王は
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妖怪王
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機械王
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怪獣王
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幻想王